#177
Endicott Arm & Dawes Glacier
エンディコット・アーム
&ドーズ氷河(アメリカ)

クルーズのメリットはダイジェストにその地を周遊できること、移動時間も無駄なく楽しめること。
と、思っていましたが、陸からは行くのが大変なところへも、海からならば楽ちんにアプローチできる。しかも地球サイズの絶景を、気軽な装備で体験できる。
そんな新たな気づきに、目からウロコなアラスカクルーズでした。

今回、体験したのは客船ノルウェージャン ジョイの、「インサイドパッセージクルーズ『アラスカハイライト』7日間 シアトル発」。
シアトルから乗船して、ケチカン、ジュノー、スキャグウェイとめぐり、カナダのビクトリアを経て帰港するルート。
それぞれの街で、夏のアラスカならではの楽しみが待っています。
寄港地観光ツアーの内容も豊富で、どれにしようか悩んでしまいそう。

ケチカンでは、「ベーリング海カニ漁ツアー」をチョイス。
これは『ディスカバリーチャンネル』の人気シリーズ「ベーリング海の一攫千金」で取り上げられた、荒れ狂う海と闘いながらひと儲けを狙うカニ漁の漁場へ行くというもの
カニ漁船「アリューシャン・バラード」号に乗り込み、ベーリング海へ。


荒波に翻弄されるのかと思いきや、そこは夏のベーリング海。船酔いの心配もない穏やかな海上で、乗組員からカニ漁にまつわる冒険譚を聞き、巨大なカニをもって記念撮影。
カニが食べられる美食ツアーだと思ったのは、どうやら勘違いでした。
2019.07.27(土)
文・撮影=古関千恵子