今までとは違った
芝居との出会い
――98年、NHK大河ドラマ「徳川慶喜」に七郎麿役で出演されます。
小3ぐらいのときですが、大河ドラマに出ることが、どれだけスゴいことかを理解していませんでした。「舞台とあまり変わらないでしょ?」的な気持ちで現場に行ったら、大勢の大人たちがいて、とても驚いたことを覚えています。
――その後、04年にはWOWOWドラマ「4TEEN」の主演の一人に抜擢されます。
舞台を見たスタッフの方から誘われ、オーディションを受けたのですが、あれよあれよという間に合格してしまいました。ただ、廣木隆一監督の現場はめちゃくちゃ面白かったんです。自分が今までやってきた芝居とは全然違うことを求められたからかもしれません。この作品をきっかけに、演者としてじゃなくても、制作部や録音部など、映画監督がいる現場に携わりたいと思うようになりました。
2019.04.19(金)
文=くれい響
写真=白澤 正
ヘアメイク=FUJIU JIMI
スタイリスト=Toshio Takeda(MILD)