ドーム型展望バーで
心和む小樽の夜

 「ホテルソニア小樽」の隣にあるのは、同経営の「ホテルノルド小樽」。小樽駅前から続く道と運河が出会うコーナーという、小樽の中心に位置する。

 ホテルの目の前は、運河クルーズ船の発着桟橋だ。大理石の外観と最上階にあるドーム型屋根のバーは、まるでヨーロッパの街角にワープしてしまったかのよう。

 吹き抜けのロビーにはステンドグラス越しに柔らかい光が差し込んでいる。

 ロビーから見える中庭には、アニメのキャラクターを模した雪像があった。毎年異なる雪像を、ホテルスタッフが造っているのだという。

 雪のない夏にはイスとテーブルが並ぶ。

 客室は10種類98室。こちらもヨーロッパ調の落ち着いたインテリアだ。4名まで泊まることができる客室が多く、家族連れに人気が高い。

 5、6階のコーナーにあるエグゼクティブツインリバービューは、バスルームにも大きな窓があって展望バスタブとなっている。

 このホテルで必ず足を運びたいのは7階のバー「ドゥオーモ・ロッソ」。日本語で「赤い大聖堂」という名前のバーだ。

 6階建てのビルの上にちょこんと載っている、ドーム型の丸い部分がバーになっているのだ。

 中に入ってびっくり。エントランスを除いたすべての壁が窓になっていて見晴らしがいい。

 何より、天井とバーカウンターの赤いライト、ボトルが並ぶ棚のバックライトがドラマチック!

 お隣の「ホテルソニア小樽」の滞在でも、バーだけはこちらへ! 

ホテルノルド小樽

所在地 北海道小樽市色内1-4-16
電話番号 0134-24-0500
http://www.hotelnord.co.jp/

たかせ藍沙 (たかせ あいしゃ)

トラベル&スパジャーナリスト。渡航約150回・70カ国、海外スパ取材約250軒超、ダイビング歴約800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。著書は『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、薔薇でキレイになるためのMOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)など。楽園写真家・三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』(PHP研究所)は台湾と中国で翻訳出版、第2弾『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』(PHP研究所)も中国で出版された。新刊『ファーストクラスで世界一周』(ブックマン社)は好評につき3刷!
Twitter https://twitter.com/aisha_t
ブログ http://ameblo.jp/aisha
「たかせ藍沙のファーストクラスで世界一周」Facebook
https://www.facebook.com/WRT.by.FirstClassFlight

Column

トラベルライターの旅のデジカメ虫干しノート

大都会から秘境まで、世界中を旅してきた女性トラベルライターたちが、デジカメのメモリーの奥に眠らせたまま未公開だった小ネタをお蔵出し。地球は驚きと笑いに満ちている!

2019.03.21(木)
文・撮影=たかせ藍沙