みなさん、こんにちは。マッハの速さで年末を迎えつつありますが、2025年もプチプラコスメを楽しんで使われたでしょうか?

 今年はこの連載「大人がうっとり 優秀プチプラコスメ」で、掲載アイテムの価格の上限を税抜2,500円にさせていただきました。そのくらい全体的な物価高の傾向が止まらず、プチプラコスメのプチプラたるメリットを心から実感できるコスメでないと……、と悩みながら、独断と偏見でセレクトした2025年のマイベスト10をご紹介します。

 最後に番外篇として、コスメではないのですが歯ブラシを1点ご紹介します。出会ってからすっかり気に入っている奇跡の歯ブラシ、です。

#01「Pyt」
#02「dr365」
#03「ミュアイス」
#04「ミティア オーガニック」
#05「乾燥さん」
#06「エナモル」
#07「サナ」
#08「アルジェラン」
#09「肌美精」
#10「ヴィセ」


番外篇 HaRENO 奇跡の歯ブラシ スパイラル クリアブラウン

独自の構造で毛の側面でも汚れをキャッチできる!

 横から見ると、真ん中が最も高くなっている山型の形状の歯ブラシ。コレ、店頭で見たことのある方も多くいらっしゃると思いますが、HaRENO(ハレノ)というメーカーの歯ブラシです。

 中央が高い山型になっていることで、「歯と歯の間のすき間」や「歯と歯茎のすき間」に毛が入りやすく当てやすく磨きやすいし、しっかりと細かい汚れを落とせる歯ブラシですね。

 最初の製品は2024年に発売されていたのですが、筆者のこの製品とのファーストコンタクトは今年2025年。また、今年の8月29日に、ブラシ部分の毛を進化させた、「スパイラル」というバージョンが発売されたので、今年のベストプチプラコスメ・番外篇に選ばせていただいたのです。

 ひと目で「目的がよくわかる形だ!」と思ったのと同時に、「そう! なぜこの形が今までなかったんだろう?」と、目からうろこで膝を打つ、という気持ちになりました。

 ブラシの先端が直線ではなく山と谷が並ぶギザギザした形のものは存在しますが、歯に当てる部分が突出しているという形は過去なかったと思います。それがなぜなのか、PRの五十嵐亮介さんに伺ってみて判明しました。

「このピラミッド型の形状は、ブラシの出っ張り部分の切り方が難しく、作るのは不可能と多くの工場に言われてしまったのです。全体の形だけでなく、ブラシの長さが2段階になっている構造やテーパー加工(毛の先端に向かって細くなっている形にする)を含め、プロセスが増えて手間がかかるため、通常よりコストや製造のスキルが必要になってしまいます。結局、可能にしてくれる工場を探して実現するまで、2年の月日がかかりました」(五十嵐さん)

 なるほど、素人考えではそこまで難しくなさそうに見えるこの形も、実際に作るとなるとかなり大変なんですね。

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