みなさん、こんにちは。マッハの速さで年末を迎えつつありますが、2025年もプチプラコスメを楽しんで使われたでしょうか?

 今年はこの連載「大人がうっとり 優秀プチプラコスメ」で、価格の上限を税抜2,500円にさせていただきました。そのくらい全体的な物価高の傾向が止まらず、プチプラコスメのプチプラたるメリットを心から実感できるコスメでないと……、と悩みながら、独断と偏見でセレクトした2025年のマイベスト10をご紹介します。

 ふたつ目は、プチプラでこんなものが出てきてありがたい、dr365です。

#01「Pyt」


#02 dr365 A.Z. セラムショット

困ったときに頼れる皮膚の専門家監修のクリーム! “myレスキューコスメ”のメンバー入り

 皮膚の専門家が監修するスキンケアブランド、dr365から7月に発売されたA.Z. セラムショットという美容液クリーム。

 使い始めてみて「おお!」と感動したため、ベストプチプラコスメに選出しました。

 肌荒れやニキビなどの悩みに対応するシリーズの第1弾として発売された製品ですが、コレが、肌トラブルが起こったときに、とても頼りになったのです。

 メインの成分、アゼライン酸誘導体という成分は、ニキビや肌の赤味などの悩みを持つ人に長年注目されてきた成分ですが、そのアゼライン酸が、高濃度、かつ皮膚刺激が少ない処方で配合されています。

 筆者はここ数年、夏から秋への季節の変わり目に肌荒れが起こることがあり、部分的に赤みやかゆみが出た部分に塗ってみたのですが、翌朝かなり落ち着いていたので感動し、毎日塗り続けていたら、数日で通常の状態に戻りました。

 PRの島津由佳さんに伺ってみると、すでに使っている人からは、「肌のゆらぎが気になるときに使ったら落ち着いた」「体調などで肌が荒れそうな予感がしたときに塗って寝ると翌朝には落ち着くので、手放せないアイテムになっている」「肌のキメが整い、ツヤや透明感が感じられるようになった」などの声が届いているのだそう佳

 肌が落ち着くという実感は、筆者が感じただけじゃないんだということがわかりました。

 このアゼライン酸誘導体は、有用性は長年認められているものの、肌が敏感になっている時期には刺激を感じるという声もあり、化粧品に高濃度で配合するのは今まではハードルが高かったのだそう。

 そこを、皮膚の専門家・吉田貴子氏監修のもと試行錯誤しながら、15%という配合量を見出したのだそうです。

「有用性はキープしながらも、敏感肌でも使いやすい、実感と優しさを両立した処方バランスを実現することに最も苦労しました。アゼライン酸誘導体の有用性のエビデンスが取れている配合量よりも高濃度で、かつ皮膚刺激が少ない処方を試行錯誤。アゼライン酸誘導体の他に、マグワートやグリチルリチン酸2Kを配合することで肌への刺激を抑え、高い効果実感と優しい使い心地を両立することに成功したのです」(島津さん)

 だから、敏感肌の筆者が使っても特に刺激を感じることもなく、さらに肌が落ち着く実感があるんだと理解できました。

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