みなさん、こんにちは。マッハの速さで年末を迎えつつありますが、2025年もプチプラコスメを楽しんで使われたでしょうか?

 今年はこの連載「大人がうっとり 優秀プチプラコスメ」で、掲載アイテムの価格の上限を税抜2,500円にさせていただきました。そのくらい全体的な物価高の傾向が止まらず、プチプラコスメのプチプラたるメリットを心から実感できるコスメでないと……、と悩みながら、独断と偏見でセレクトした2025年のマイベスト10をご紹介します。

 ラストも間近の9個目は、毎日使うものがこんなに贅沢に! と皆が喜んでいる、肌美精です。

#01「Pyt」
#02「dr365」
#03「ミュアイス」
#04「ミティア オーガニック」
#05「乾燥さん」
#06「エナモル」
#07「サナ」
#08「アルジェラン」


#09 肌美精 薬用美白化粧水(医薬部外品)

美容の専門家も男性もトリコにしていく、最強コスパの化粧水

 クラシエの肌美精のシリーズといえば何年も前から、毎日のスキンケアで美白ケアを続けたい人から支持の高いシリーズですね。

 筆者も過去にも何度もお世話になっております。

 今年の3月に、化粧水と美容液ともにパワーアップしてリニューアル発売されたのですが、その化粧水が好評につぐ好評で、上半期のベストコスメのプチプラ部門などを複数受賞。

 美容化学者のかずのすけさんも、自身のYouTubeチャンネルで高評価しているなど、あちこちで好評を博している化粧水なのです。

 見た目はシンプルな濃いブルーのボトルで、決して派手とは言えない、なんなら地味な印象(ごめんなさい)。いったいどこがそんなに評価されているの? と思うかもですね。

 最大の特徴は、美白有効成分の高純度ビタミンCと、消炎成分のトラネキサム酸、2種類の有効成分が配合されているという点です。しかもこの価格帯で「医薬部外品」(厚生労働省が許可した、効果・効能に有効な成分が一定の濃度で配合されている製品)。

 高純度ビタミンCとトラネキサム酸の2つが同時に入っている化粧水は、市場にゼロではないけれど(または美容液ならある場合もありますが)、この価格帯ではほとんどないのです。消炎成分のトラネキサム酸が配合されていることで、肌荒れを防ぎたい人でもより使いやすいつくりになっていると言えると思います。

 2つの目的に同時に対応してくれるという点と、ここ数年で以前より消費者側が、成分名により詳しくなった、というような背景も手伝って、興味を持って手に取る人が多いのだと推察します。

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