運河沿いの英国調ホテルで
展望温泉風呂に浸かる

 小樽駅からゆるやかな坂を8分ほど歩いて小樽運河沿いの通りに着いたら右へ。ヨーロッパの街並みのような建物がある。「ホテルソニア小樽」だ。

 2018年末、新築棟に天然温泉大浴場と客室55室がオープンして、149室となり、2019年2月にはさらに、寿司バル「イルオナイ」、フレンチプレス「ソニアコーヒー」がオープンした。

 広さと眺望が違う12種類の客室にはアンティーク調家具が配されている。

 なかでも、カナルビューの客室からは、運河と対岸の古い倉庫群や運河を行き交うクルーズ船を眺めることができて、部屋にいながら小樽観光ができてしまうほど。

 上層階の客室からはその先の海まで望むことができる。小樽運河沿いのロケーションならではの眺望だ。

 寿司バル「イルオナイ」には、朝食はビュッフェで、ライブで炙り焼きにされた焼き鮭、バンズに自分でハンバーグや白身のフライを挟むハンバーガーをはじめ、新鮮な食材を使った作りたての料理が並ぶ。

 昼食と夕食には、蝦夷前寿司と炙り焼きを楽しむことができる。

 十勝牛や馬肉などを使って小樽の寿司店で初めてという肉寿司を提供するなど、道内各地の食材を使った創作料理も楽しい。

 「ソニアコーヒー」は、フレンチプレスを使ったコーヒーを提供するカフェラウンジ。

 コーヒー豆は石狩市の徳光珈琲で焙煎されたものを使用している。世界14カ国に足を運んで選び抜いた生豆から焙煎されたコーヒー豆だ。香り高いコーヒーはテイクアウトもできる。

 2018年末新設された天然温泉大浴場は、新築棟最上階の9階にある。男湯は運河と海を望む展望風呂になっていて、女湯は眺望がないが露天風呂があるという造り。

 取材時には雪が降っていたので、雪見風呂となって気持ちよかった。

 入浴後に利用したい休憩スペースには運河に面した大きな窓があり、大きめのイスに身を委ねて景色を眺めることができる。

 女性は女湯の暖簾をくぐって廊下に出たら、真っ直ぐエレベータに向かわずに、ココで眺望を楽しむべし!

ホテルソニア小樽

所在地 北海道小樽市色内1-4-20
電話番号 0134-23-2600
http://www.mystays.com/hotel-sonia-otaru-hokkaido

2019.03.21(木)
文・撮影=たかせ藍沙