世界を旅する女性トラベルライターが、これまでデジカメのメモリーの奥に眠らせたままだった小ネタをお蔵出しするのがこのコラム。敏腕の4人が、交替で登板します。

 第176回は、たかせ藍沙さんが冬の北海道で美味を満喫します!

まずはベタだけれど
時計台と札幌大通へ

雪が積もった札幌市時計台。ビルに囲まれた一角の、ここだけが別世界のようだった。

 2015年にファーストクラスで世界一周してから、貯まったマイルはファーストクラスで使おうと決めている。なので、ボーナスマイルは漏らさずもらっておきたいと思った。

 そこでうっかりしていたのが、JALカードの初回搭乗ボーナスマイル。気がついたのは、2017年が終わろうとしていた12月。

 JALではJALカード会員の特典として、1~12月の1年間で、最初にJALグループ便に搭乗したフライトに1000~2000ボーナスマイルを加算してくれる。私のカードの場合は2000マイルだ。

 さらに、私は2015年にファーストクラスで世界一周したことで、JALグローバルクラブ(JGC)に入会することができた。JGC会員なら初回搭乗ボーナスとしてさらに3000マイル、搭乗のたびにフライトマイルの35%が追加される。JALカード ツアープレミアムに登録している私は100%のボーナスマイルが。

 新千歳までの510マイルの距離を往復すれば、それだけで7000マイル以上となる。東京-シンガポール往復を超えるマイルをもらうことができるのだ。これを逃す手はない。

 こんな理由で、急きょ冬の札幌へ飛んだ。急なので仕事も中断できない。昼間はホテルの部屋で仕事をして、食事の時間だけ食べ歩きを楽しむことにした。実は札幌は初めてなので、いろいろと食べたいものがあった。東京にいても食事はするのだから、と自分に言い訳して(笑)出かけた。

「ミュンヘン・クリスマス市」は、ヨーロッパの雰囲気そのまま。後ろにさっぽろテレビ塔が見える。

 札幌に着いたら、まずは地下鉄ですすきのに移動してホテルにチェックイン。少しだけ街を歩いた。

クリスマスに飾りたいかわいい小物がたくさん並んでいた。
マーケットの中央広場でクワイヤが始まった!

 折しも札幌の街はクリスマス一色。札幌大通では「ミュンヘン・クリスマス市」が催されていた。札幌とドイツのミュンヘンは姉妹都市で、2017年には提携45周年を迎えたのだ。クロアチアのザグレブを思い出したほど本格的なクリスマスマーケットだった。

 16時を過ぎたところで空が薄暗くなってきた。そのまま大通を歩いているとクリスマスの電飾らしきものがあちらこちらに。まだ灯りはついていない。すると街行く人たちが「16時半に点灯されるんだって」と話しながら通り過ぎていった。教えてくれて感謝! あと10分。ならばと、ホテルに戻らずに待つことにした。

カウントダウンしてクリスマスイルミネーションが点灯された瞬間、歓声が上がった。
点灯式が終わると光の中に入っていくことができる。デートスポットとしても最高!

 16時30分が近づくとカウントダウンが始まった。そして点灯の瞬間「わーっ!」という歓声が上がった。待っててよかった! 白い光の中に入ることができたり、紫の光の川があったり。しっかりと楽しんでホテルに戻ったのだった。

雪で地面が白いので、光が反射して思った以上に明るい。
イルミネーションが川のように連なっている一角もあった。

2018.02.09(金)
文・撮影=たかせ藍沙