働いた後はご褒美のスパトリートメント!

スパ施設はメイン棟と、ライステラス横の2箇所にある。こちらはメイン棟のフィットネスセンター前にあるリラクゼーションスペース。森を望むロケーションが最高! ジャグジーもある。

 「聖なる川のスパ」という意味の、「セイクリッド・リバー・スパ」には、蓮池に囲まれたトリートメントルームがある。このスパのシグネチャー・トリートメントは、「チャクラセレモニー」だ。7つのチャクラに合わせて、7種類のセレモニーが用意されている。

ライステラスの隣、蓮池に囲まれたトリートメントルーム。小さなプールもある。

 事前に問診票に答えることで、自分に合ったセレモニーを選ぶことができる。問診票の結果が明確に出ない場合は、ベーシックな「ムラダーラ(大地とのつながり)」がオススメ。骨盤の底部に位置するチャクラで、感情と行動の基礎となる。

左:チャクラセレモニー「ムラダーラ」では、身体をタッピングしながら、ネガティブをポジティブに変えていく。
右:中央に空いた穴からフランキンセンスの煙が出てくる。その上に座ることで、身体にフランキンセンスの有効成分を取り入れる。

 まずは、レモングラスとヒマラヤンソルトでフットマッサージ。それから身体をタップしてネガティブなエネルギーをポジティブなエネルギーに変えていく。タップすることで、何だか悪いモノが身体から出ていくような気がした。

 それが終わると、フランキンセンスを焚いたイスに座り、ムラダーラのチャクラを浄化する。最後に強めのオイルマッサージで身体をほぐしていく。マッサージが終わる頃には、幸福感に包まれて、深い安らぎを感じていた。

蓮池に囲まれてのマッサージ。こんな環境で癒されないはずがない!

 農作業では服が泥で汚れることを気にしていたけれど、泥の付いた服は、2時間のトリートメントの間に洗濯して乾かしてくれていた。農作業をする前よりもきれいになって、しっかりアイロンもかけられていたので、こんどはオイルで汚したくなくて(笑)、最初に用意しておいた、Tシャツとスパッツに着替えた。

左:このトリートメントルームには大きなバスタブもあって、蓮池を眺めながらフラワーバスを楽しむことができる。カップルでも入れる大きさだ。
右:チャクラのセレモニーのひとつ、「アナーハタ(無償の愛)」では、ハート型のローズクウォーツや、小麦粉で作られたハート型を胸の中央に置き、温めたダマスクローズオイル、ローズオットーオイルで満たす。
「アナーハタ」は、内なる平和と愛情を感じることができるチャクラセレモニーだ。
軽めのランチ。この日3回目の食事(笑)。中央にあるのはテンペ。左上から時計回りに、ブラウンライス、魚のソテーに、チキンカレー、ミックスベジタブル。それに、ココナツミルクにタピオカとバナナが入ったデザートと、フルーツ。

 トリートメント後は、スパの横にあるリバーサイドカフェに併設されたガゼボへ。ここで遅めのランチ。美味しいのでまたも完食。なんて素敵なアクティビティだこと! 8時間たっぷり参加してよかった。

 海と森の、ふたつのリゾートで、美味しいインドネシア料理を堪能し、スパで心身ともにリフレッシュし、快適な客室で眠りにつく。村の人々の暮らしに触れることもできた。それらすべてがフォーシーズンズのホスピタリティに守られているという、なんとも素晴らしいバリ島滞在だった。

Four Seasons Resort Bali at Sayan
(フォーシーズンズ リゾート バリ アット サヤン)

所在地 Sayan, Ubud, Gianyar, Bali 80571 Indonesia
電話番号 0361-977577
URL http://www.fourseasons.com/jp/sayan

たかせ藍沙 (たかせ あいしゃ)
トラベル&スパジャーナリスト。渡航140回超・60カ国超、海外スパ取材230軒超、ダイビング歴800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。著書は『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、薔薇でキレイになるためのMOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)など。楽園写真家・三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』(PHP研究所)が4刷、台湾版も好評につき、中国版出版制作中! 第2弾『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』好評につき、こちらも中国版出版決定!
Twitter https://twitter.com/aisha_t
ブログ http://ameblo.jp/aisha
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Column

トラベルライターの旅のデジカメ虫干しノート

大都会から秘境まで、世界中を旅してきた女性トラベルライターたちが、デジカメのメモリーの奥に眠らせたまま未公開だった小ネタをお蔵出し。地球は驚きと笑いに満ちている!

2016.05.31(火)
文・撮影=たかせ藍沙