森と川のあるリゾートで再びサプライズ

リゾートのエントランスで、腰紐と聖なる水、そして耳に挿す花での歓迎セレモニー。バリ島気分が盛り上がる!

 バリ島のもうひとつのフォーシーズンズ リゾート「フォーシーズンズ リゾート バリ アット サヤン」は、ジンバランベイから車で1時間ほど内陸に移動した緑の中に佇んでいる。アユン川を見下ろすアユン峡谷のなだらかな斜面にある敷地は、7ヘクタールと広大だ。敷地内にはライステラスもある。

 メインエントランスで車を降りると、ゲストは、腰に布製の帯(プレゼントされる)を結ばれ、聖なる水を振りかけられ、耳に花を挿される。歓迎のセレモニーだ。そこから先がまたもドラマチック!

エントランスから続くボードウォークを歩いて行くと、その先に蓮の池が! ここは、3階建てのメイン棟の屋上。周りの森の、ちょうど林冠の高さに蓮池があるとはびっくり!

 ジンバラン ベイでは海を望むことができたけれど、ここは3階建ての円柱形をしたメイン棟の屋上にあたる。渡り廊下を歩いて行くと、なんと、そこに広がるのは852平方メートルもある蓮池なのだ! それはもう、「わーっ!」と思わず声が出てしまうほどのインパクト! 森の林冠の高さに広大な池があるのだ。

メイン棟にあるアユンテラス・レストラン。天井が高く、緑を愛でることができて贅沢な空間だ。

 全60室の客室のうち、メイン棟の18室を除く42室はすべてヴィラタイプ。なだらかな斜面に点在している。

案内されたのはリバーフロント1ベッドルームヴィラ。バリ島の伝統的デザインが美しい。屋外にはプールとリビングスペースがあり、写真右手にアユン川が流れている。
壁の彫刻がライトアップされて美しいベッドルーム。ベッドには天蓋がついている。
バスルームは、バスタブに浸かりながらアユン川を眺めることができる造り。バスタブと反対側にはシャワーブースとクローゼットがある。

 案内されたのは、アユン川のほとりにあるリバーフロント1ベッドルームヴィラ。屋外にはリビングエリア、12平方メートルのプライベートプールがあり、屋内にはバリ島の伝統的なデザインを施されたベッドルームと、窓の外を望むことができる大きなバスタブとシャワーブース、ふたつの洗面台があるバスルームがある。目の前にはアユン川が流れ、川のせせらぎが聞こえる素晴らしいロケーションだ。

週に3回、バリ舞踊が催される。いつもは敷地内の寺院で催されるが、この日は天気が不安定だったので屋内で。

 この日はちょうど週に2回のバリ舞踊の日。通常は敷地内の寺院で催されるのだけれど、この日は天気が不安定だったためにメイン棟のバーラウンジでの開催となった。リゾートの外に出ることなく、伝統的な舞踊を1時間たっぷり楽しむことができた。

インドネシア料理のビュッフェにあったジューシーな子豚の丸焼き。目の前で切り分けてくれる。クリスピーな皮も忘れずにいただきたい。

 踊りの後は、階下のアユンテラス・レストランで、インドネシア料理のビュッフェディナー。私の大好物の子豚の丸焼きを始め、様々なインドネシア料理とスイーツを心ゆくまでいただくことができた。「やっぱりインドネシア料理は美味しい!」と再確認したのだった。もちろん、冷えたビンタンビールとともに(笑)。

敷地は森に囲まれ、ライステラスもあったりして、朝の散歩が気持ちいい。
ライステラスを望むヨガバレでは、早朝のヨガセッションが始まるところだった。この建物、ジュエリーデザイナーがデザインしたというフォルムが美しい。なんと、ナメクジを模したのだという。

 翌朝はここでも早起き(笑)。朝の散歩をして、ふわふわのホワイトオムレツの朝食を済ませ、集合場所へ。まる1日かけた楽しいアクティビティに参加するために。

左:アユン川のほとりにあるメインプール。ライステラスを模した造りになっている。
右:朝食はアユンテラス・レストランで。卵料理はオーダーできる。手前にあるのはホワイトオムレツ。ふわふわで野菜たっぷりでオススメだ。

2016.05.31(火)
文・撮影=たかせ藍沙