CREA2026年冬号「贈りものバイブル」好評発売中! 50人の“贈りもの賢者”に、会話が弾む「語りたくなる」贈りものを教えてもらいました。「ねえ知ってる?」と、誰かに話したくなる、約600点が登場します。

 今回は、伊藤美佐季さんが、長く愛用したくなる“名品”ギフトについて語ってくれました。


ジュエリーディレクター・伊藤美佐季さんが選ぶ 長く愛せるエッセンシャル・ギフト

 上質なアイテムの目利きとして知られるジュエリーディレクター・スタイリストの伊藤美佐季さん。今回は、実際に“名品”と呼ばれるものを数多く使ってきた経験と照らし合わせながら、4つのアイテムをセレクトしてくれた。

「“一生もの”と呼ばれることも多い、ラグジュアリーブランドの“名品”ですが、私自身は、一生使えるかどうかを意識して選んだことはなくて。具体的に何年使えるかを考えるというよりは、“ここしばらくの間、自分の傍にいてほしいな”と思うモノを選んだ結果、長く愛用しているアイテムは“名品”と言われているモノだった、ということが多いですね」

 伊藤さんにとっての“名品”とは、どのくらい自分の生活の中で役立つかどうか? が選択基準。

「長く愛せるエッセンシャルなアイテムは、人それぞれ異なるもの。自分へのギフトを選ぶことは、自分自身の価値観を掘り下げる絶好のチャンスでもあると思います。今回ご紹介した4アイテムは、私自身が、普段の生活の中で具体的に身につけるシーンが思い浮かぶものばかり。これを参考にしながら、自分にとっての“名品”に出会ってほしいと思います」

THE ROW

「ERDENE」コート

 日頃、コートはブラックを着ることが多いのですが、質感を吟味しないと地味に見えてしまうのが悩みでした。

 このタキシードコートは、艶やかなシルクサテンのショールカラーでさりげなく華やかに見えること、コンシールボタン留め仕様になっており、さっと羽織っても肩掛けにしても素敵なこと、上質な素材ならではの絶妙な黒のニュアンスなど、全てが私好み。

 持続可能な繊維から調達されたスプリッタブルコンパクトウールは、クレープのような手触りと軽やかな着心地で、気張らずに楽しめそうなところもいいですね。

 フォーマルやビジネスシーンはもちろんですが、カシミアのニットにスラックスのようなカジュアルスタイルに羽織っても絵になり、オールマイティに活躍するデザインだと思います。

 着てみると、シルエットが抜群に美しく、シンプルなバックスタイルにも、別格の存在感が漂います。これなら投資する価値がある、そう確信できるコートです。

ザ・ロウ・ジャパン

電話番号 03-4400-2656

伊藤美佐季(いとう みさき)

ジュエリーディレクター、スタイリスト。フィレンツェに遊学、帰国後スタイリストに。つける人の個性を生かしたスタイリングに定評。著書に『そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら』(ダイヤモンド社)。
Instagram @jewelryconcierge_m


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