樹齢50年のクロマツの盆栽に見守られながら、オリジナルブレンドのグリーンティー「山紫水明」1,500円とピエール・エルメ・パリのチョコレートケーキ「プレジール・シュクレ」1,400円を。(ともに税・サ別) 和傘をイメージしたライト、町屋を思わせる組子と格子があしらわれている。 テラス席の前に見える滝石は、同じ場所にあったフジタホテル京都から受け継がれた。古いものを大切にし、後世へと残す矜持を感じさせる。 飲みやすさにこだわったというグリーンティーは、和束町にある上嶋爽禄園の茶師が特別にブレンド。香り高く凝縮された旨み、ほのかに感じる清涼感は、ホットでもアイスでも美味。 ドイツのロンネフェルト社など、15種類以上のフレーバーが揃う。 「型押し」という古典印刷技術を継承する、京都の唐紙工房「かみ添」に特注した壁は、髙橋さんがラブコールを重ね、実現できたという。光によって表情を変える壁を一枚一枚愛でたい。 見とれてしまうほど美しい所作。 5組の菓子と日本茶のペアリングコース5,500円。写真は「文月」のメニュー。白餡と杏仁の甘さでオレンジの爽やかな味わいが引き立つ「彩夏」には、力強い味わいの「玉露 さみどり」を水出しで。 とうもろこし、バター餅、フェンネルを組み合わせた、スパイシーで芳醇な味と香りが楽しい「夏畑」。マスカットの余韻が漂うカクテル「月涼し」を合わせて。 ココナッツやナツメグにパッションフルーツの酸味がアクセントなった「夏の霜」は上品なコクとキレのある香りの「無上別儀雁金ほうじ茶」とともに。 カクテルはノンアルコールへの変更も可。