年齢に抗うのでも諦めるのでもなく、美しさの形態を進化させていく……。俳優・安達祐実さんの美容との向き合い方は、とてもすこやか。これから先、年を重ねてもっと自分を好きになるための秘訣を、彼女の言葉から学ぼう。
複雑な心境や繊細な感情を抱えながら、役を生きる
「今、守るべきイメージもなく、心と対話しながら仕事に取り組んでいます。とても自由です」
9月で42歳、なんと芸能生活40周年を迎えるという安達祐実さん。2年前には30年所属した事務所から独立して個人事務所を構え、新たな活動をスタートさせた。
「これまでも長年のびのびと活動できる環境をいただいてきましたが、さらに羽が生えた感じ。一方で、経営のことを考えつつ進むべき道を決めていくこともあり、新鮮でおもしろいです。失敗したら、それはそれで学びになりますし」
そんな中「お話をいただいて、本能的におもしろそうだからやってみたい」と取り組んだのが、10月13日公開の映画『春画先生』。
「江戸時代の風俗である春画を題材にしていることが新鮮で、こういう映画に出演するのは最初で最後かも、と掻き立てられるものがありました。登場人物全員が、好きなものにひたむきで一途で、キラキラしていて、ある意味青春映画のようにも思える作品です」
安達さんが演じるのは、主人公の亡き妻で、ストーリーに波乱を巻き起こす存在。
「和服を着て、鞭を打ったりする、日常とかけ離れた役です。内面に複雑な心境を抱えている繊細な人物なのですが、それを表に出すのではなく、自分自身で抱えながら、主人公のストーリーに寄り添うように存在することを意識しました」
膨大な経験を経て達観した考え方をもち、すでに人生の第2幕にいるように思えるのに、そこに存在している安達さんはどこまでもピュアで美しい。「悪い役をやっても完全に悪くは見えないってよく言われます」という、その理由は、きっと存在そのものの透明感。
どんなふうに考え、どんな美容を取り入れたら、安達さんのように理想的な年の重ね方ができるのか。次のページでぜひ確認して。
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2023.12.03(日)
文・構成=大塚真里
写真=横山創大、釜谷洋史
スタイリスト=船橋翔大
ヘアメイク=橋爪里佳