マスクを外す機会が、日常的になってきた今。大人として少々気になり、そして迷うのが「ベースメイク」だったりします。久しぶりに自分の顔と対峙して「なんか老けた!?」と感じた時に、肌作りはどうすべき? 大人の最適解をご提案します。
街中でマスクオフの人が増えてきた頃から「えっと、ベースメイクって、どうやってたっけ」と困惑する機会が増えました。若い女性は悩む必要ないかもですが、大人になると「3年分の老化サイン」と、ガチで向き合わないといけないわけで。
「濃くなったシミや肝斑を、どうやって隠そう」とか。ファンデを顔全体に使うのが久しぶり過ぎて「厚塗りになっていないかな」とか。マスクってある意味楽だったよな~と心の隅で思う一方、この3年間のマスク習慣は、「ベースメイクにとって、ポジティブな面もあったのでは」とも思うのです。
最大のポイントは、「下地やコンシーラー」の使い方に関する情報が、浸透したこと。それまでは「ベースメイク=ファンデを使う」、というのが一般的だったはず。マスクの存在で注目されたのが、下地で肌全体を均一に整え、気になる部分のみコンシーラーでカバーするという、プロのヘアメイクさんが実践していたテクニックです。この特殊な3年を経て、「ノーファンデでも肌はキレイに見える」という経験をした方が、一定数いたのではないでしょうか。
この2023年は、そんなナチュラルな肌作りの集大成ともいえる「優秀トーンアップ下地」や「名作コンシーラー」が続々登場。今回、下地は肌をしっかり守りつつ、大人に必要な透明感と血色感を添えてくれるものを、コンシーラーは、ごく少量を部分的になじませるだけで、顔立ちの印象までも変わるアイテムを厳選しました。
ファンデを使わないからこそ、薄づきで崩れにくい「大人のベースメイク」。過去3年間バズワードだった「ノーファンデ」、マスクオフ後も定着するのではと感じています。
ファンデ代わりにも使える、美肌仕上げのベストセラー
ごく少量を、目の下や小鼻の脇にちょんと乗せるだけ。指先で軽くなじませると、やわらかなテクスチャーがすーっと伸び広がっていきます。適度なカバー力を誇りつつ、薄く均一になじんで、「端正な印象」と「ナチュラルな質感」を両立しているのが感動的です。
ファンデの代わりに頬などの広い面にも使えますし、外出先のお直しにも活躍してくれそう。96%を自然由来成分が占め、花々のエキスが目周りの繊細なエリアを整える働きも。大人の肌悩みに応えてくれるベストセラーの実力を、次はあなたの肌でぜひ体験して。
パルファン・クリスチャン・ディオール
電話 03-3239-0618
https://www.dior.com/
少量を部分的に使うだけで、顔全体がパッと明るく!
光の反射と屈折にこだわり続けてきたジバンシイの「プリズム・リーブル」シリーズから、今年誕生したのがコンシーラー形状のコントロールカラー。90%がスキンケア成分、95%が自然由来成分というみずみずしいテクスチャーで、溶け込むようになじみ、肌本来の明るさを引き出します。
3色のラインナップ中、最も人気のカラーは「ブルー」。目の下や鼻すじにごく少量なじませるだけで、プリズムのように光を反射し、顔全体がパッと明るく見えるから不思議です。部分的に使うことで、透明感を高める効果もお見事。くすみが気になる方におすすめです。
パルファム ジバンシイ[LVMHフレグランスブランズ]
電話 03-3264-3941
https://www.givenchybeauty.com/
2023.06.09(金)
文=宇野ナミコ