「CREA」2023年秋号は、「偏愛の京都」特集です。

 コロナ禍を経て初となる国内旅の特集は「偏愛の京都」。リアルな旅に沸く古都の、まだ知らなかったフードシーンやカルチャーを“偏愛”をキーワードにお届けします。京都ならではの和食やアンティークをはじめ、訪れる者には新鮮に映る「京都の中華」、少し足を延ばして訪う大原の日曜市や京丹後のサウナまでコンテンツ満載。次回の京都旅が新鮮なものになること間違いなしの永久保存版です。

CREA 2023年秋号

永久保存版 偏愛の京都

特別定価950円

 CREA WEBでは、「CREA」2023年秋号のコンテンツの一部を大公開します!


京都この場所、この時間

11:00@東山駅近くの白川

 京都市内で清らかな水を感じる場所は多く、鴨川や高瀬川のほか、琵琶湖疏水から分かれて流れる小さな川も美しい。

「ここは東山駅から岡崎公園に向かう途中にある白川。晩秋の昼前、光が水面に当たってキラッとしていて思わず撮りました」(岡本さん)

7:40@長楽館の御成の間

 明治の終わりに迎賓館として建てられた長楽館。最上階には知られざる和室「御成の間」が。金箔がふんだんに使われた折上格天井にはバカラ社製のシャンデリアが煌めく。陽が出てきて、暗い和室に光が差しこんでくるとまるで違う雰囲気になり、圧倒される。

※長楽館の和室は宿泊者のみ見学可。

9:00@鴨川、五条大橋の西側

 鴨川の冬の風物詩ともいえる、ユリカモメの飛来。昼間は鴨川で過ごし、夜は琵琶湖へ移動するという。

「12月初頭、清水五条駅から西に五条大橋を渡ったところで。集まっては、みんなで行ったり来たりする姿にはなんとも言えないかわいさが」(岡本さん)

10:30@志明院

 京都市の北部にある真言宗の寺院。山門から先は霊場。作家・司馬遼太郎はここで怪異体験をしたとか。鴨川源流近くの山奥で、苔と緑がとてもきれいな場所。

「空気が澄んでいて、歩くだけで気持ちいい」(岡本さん)

2023.09.07(木)
写真=岡本佳樹

CREA 2023年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

永久保存版 偏愛の京都

CREA 2023年秋号

永久保存版 偏愛の京都

定価950円

『CREA』でいよいよリアルな国内旅の真打「京都」登場。グルメ、アート、カルチャーなどを偏愛目線でお届けします!