B級グルメからミシュラン2ツ星まで 香港を食べ尽くす2泊3日の弾丸旅行

上海灘の創業者がプロデュースするセレクトショップ

ビルの名前の「The Pawn」は、英語で質屋という意味。古き良き香港の雰囲気が漂う建物。

 香港島側に戻り、フェスティバルが始まるまでの時間に湾仔(ワンチャイ) のお洒落なセレクトショップ「タンタンタンタン」やバー・ラウンジ、レストランの入る「ザ・ポーン」をチェックしにいく。

左：バー・ラウンジでは行き交うトラムを眺めながらカクテルを楽しめる。
右：ラグジュアリーな感じの「タンタンタンタン」の品揃えだが、お手頃に買えるものも。

 この1888年に建ったコロニアルな建物は、なんと元は質屋だったとか。外観の雰囲気は当時のままだが、1階の「タンタンタンタン」は、上海灘の創業者として知られるサー・デビッド・タンがプロデュースを手掛けているだけあって、生活雑貨など身近に使える商品にもセンスと質の高さが際立つ。

摩天楼をバックにしたハーバーフロントのイベント入り口。

 夕方、いよいよ中環のハーバーフロントにある「香港ワイン＆ダイン・フェスティバル」の会場へ。

ステージで華やかな音楽と共に開会式が行われた。

 香港では以前、ワインをはじめアルコール度数30度以下のお酒に対して80％という高い酒税をかけていたが、2008年にそれを0％と、完全に撤廃して以来、ワインの供給が増加。それまでは、食事中の飲み物といえばお茶のイメージだった香港にも、ワインを飲めるレストランが増えた。

お手頃価格のワインから高級ワインまで。いろいろと同時に味比べができる。

 1年に1度開かれるこのフェスティバルに、今年は23カ国からワインブースが236、フードブースが113集まり、高級ワイン試飲コーナーや香港料理大賞のフードブースなど、ユニークなコーナーを中心に黒山の人だかりだった。

フードブースも人気で、夜遅くまで人がいっぱい。