世界を旅する女性トラベルライターが、これまでデジカメのメモリーの奥に眠らせたままだった小ネタをお蔵出しするのがこのコラム。敏腕の4人が、週替わりで登板します。

 第73回は、小野アムスデン道子さんが駆け足で堪能したマカオの魅力ダイジェストをご報告します。

キャセイパシフィック航空の羽田新ラウンジでリッチな気分を味わう

重厚なファサードに当時の面影が偲ばれる「聖ポール天主堂跡」。

 週末に寒い日本から脱出の旅。ただのリゾートにはない、東洋と西洋が混じり合ったエキゾティックな雰囲気とラグジュアリーなホテル、そしてグルメが楽しめるマカオへ。

 羽田空港の新ラウンジをプレミアム・エコノミーでも体験できるキャンペーン中のキャセイパシフィック航空で、旅立つ前の贅沢をちょっぴり味わってから出発!(ラウンジ体験は、2015年3月31日出発分までのキャンペーン。規約・条件は同社ホームページ〈外部サイト〉参照)

羽田空港のキャセイパシフィック航空のラウンジで朝ごはん。フレンチ・トーストや麺類もある。

 羽田空港に990平米の新ラウンジをオープンしたキャセイパシフィック航空。窓から明るい日射しが差し込んで、広々。落ち着いた色合い、ゆったりしたソファと寛げる空間に、出来立ての担担麺やワンタン麺が味わえて、香港のラウンジでも人気の「ザ・ヌードル・バー」もある。朝出発の時間帯には、焼き魚に味噌汁などの和朝食がある。ホテルオークラが提供する味を出発前にいただけるという贅沢さ。

 羽田から香港まで5時間ちょっとの空の旅、そこから約1時間フェリーに乗って海の旅、そして西洋(ポルトガル)と東洋(中国)の交易中心地として栄えてきたエキゾチックなマカオに到着。世田谷区の半分ほどの大きさの中に、時を飛び越えた雰囲気の世界遺産、きらびやかなホテル、ローカルからミシュランまでグルメの数々、驚きのエンターテインメントと、いろんな魅力が詰まったおもちゃ箱のよう。

「ティムズ・キッチン」の絶品ピータン。まったりしたピータンをショウガと共に。

 マカオは、中国本土から続くマカオ半島、かつてはそれぞれ独立した島だったタイパとコロアン、そしてその2つの島の間を埋め立てて作ったコタイという4エリアからなるが、まずは世界遺産の歴史地区があるマカオ半島で、派手な外観がいかにもマカオなホテル・リスボアへ。ホテル内のミシュランの星を取っているチャイニーズ「ティムズ・キッチン」でディナー。香港にも2店ある有名店で、素材の香りと深みと歯触り、エビと蟹、ハタなど自慢の海鮮料理や詰め物をしたダックなど凝った料理が食べられる。

Tim's Kitchen(ティムズ・キッチン)
所在地 F25, East Wing, Hotel Lisboa, 2-4, Avenida de Lisboa, Macau
電話番号 +853-8803-3682
URL http://www.hotelisboa.com/dining-tim_kitchen-jp

2015.02.17(火)
文・撮影=小野アムスデン道子