Magnificent View #420
ホテル・リスボアとグランド・リスボア(マカオ)
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眩しいほどのネオンで夜を照らす、奇抜な形の建物。手前にあるのは、1970年に誕生した老舗カジノホテルの「ホテル・リスボア」、後ろに立つのは、2007年にオープンした「グランド・リスボア」だ。
マカオのカジノ王、スタンレー・ホーが牛耳る「ホテル・リスボア」は、長くこの街のシンボルでもあった。2002年、政府がカジノ経営権を対外的に開放すると、ラスベガスから大手カジノが進出し、洗練されたカジノが次々とオープン。「リスボア」ももはや、40年におよぶ華麗な歴史に終止符を打つか……と噂されていたところに堂々と誕生したのが、地上44階建ての巨大カジノホテル、「グランド・リスボア」だ。
「グランド・リスボア」の蓮の花をかたどったユニークな外観は、目の前にあるラスベガス系カジノを打ち負かすべく、風水に基づいてデザインされたもの。一方、老舗の「ホテル・リスボア」は、一度入った客が逃げないようにと、鳥かごを模している。
新旧リスボアを中心に、今日も熱狂的なカジノゲームが繰り広げられるマカオ。その市場規模は、すでにラスベガスを越えている。
文=芹澤和美
