ロッジをまるごと借り切るという最高の贅沢!

「シンギタ・キャッスルトン」のエントランスにある共有スペース。日差しをほどよく遮っている屋根が心地良い。

 「シンギタ」が3カ国に展開する12のロッジのうち、最初に造られた「シンギタ・エボニー・ロッジ」は、私の取材時には全面改装中で見せてもらうことができなかった。同じサビサンドには、私が滞在した「シンギタ・ボールダーズ・ロッジ」のほかに、もう1軒のロッジがある。他の2軒とは違い、まるごと貸し切りというスタイルのサファリロッジ「シンギタ・キャッスルトン」だ。

プールからも動物たちを眺めることができる。

 「シンギタ・キャッスルトン」には、メインハウスとプール、テニスコートなどと、6棟の客室棟があり、12人まで宿泊することができる。家族や友人同士のグループで利用することができる、プライベートな宿泊施設だ。

客室棟は6棟、充分な間隔を空けて点在している。

 メインハウスの視線の先には池があり、動物たちが水をもとめて集まってくる。取材時にはゾウのファミリーが水浴びに来ていた。車で出かけなくても、リビングにいながら極上のサファリが楽しめてしまうという、素晴らしいロケーションでもあるのだ。

室内はアフリカらしい調度品で飾られて雰囲気がいい。バスルームの窓際には猫足のバスタブが置かれている。

 もうひとつの施設はブティック。3軒の宿泊施設の滞在ゲストが自由にショッピングを楽しむことができる一戸独立型のブティックだ。ゲストはいつでも車で送迎してもらうことができる。中は3つの部屋に分かれていて、入り口を入ると、小物やアクセサリー、調度品、家具などがあるメインのブティック、左手には男性を意識した品揃えの部屋、そして右手には女性向けの服や小物がある部屋がある。その裏手にはワイン専門店も。

ディスプレイもステキなブティック。小さなアクセサリーから大型家具まで、豊富な品揃えに驚かされた。

 サバンナの只中にありながら、ラグジュアリーなサファリ滞在を楽しむための全てが用意されているのが「シンギタ」なのだ。何度でも再訪したくなる、魅力的なロッジだった。

Singita Castleton(シンギタ・キャッスルトン)
所在地 Sabi Sand Private Game Reserve, South Africa
電話番号 +27-13-735-5471
URL http://singita.com/castleton/

【日本での問い合わせ先】
リゾートアンドサファリ

URL http://www.south-africa-tour.com/

たかせ藍沙 (たかせ あいしゃ)
トラベル&スパジャーナリスト。渡航130回超・60カ国超、海外スパ取材230軒超、ダイビング歴800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。著書は『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、薔薇でキレイになるためのMOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)など。楽園写真家・三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』(PHP研究所)が4刷、台湾版も好評につき、第2弾『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』が発売中!
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Column

たかせ藍沙のファーストクラスで世界一周

ファーストクラスで世界一周だなんて手の届かぬ高嶺の花かと思いきや、実はちょっとの工夫でリーズナブルに実現することができるんです。アマゾン川、マチュピチュ、ウユニ塩湖、ナミブ砂漠、南アフリカ、オーストラリア、香港、インドネシア……。トラベルライターのたかせ藍沙さんが体験したとっておきの旅を、ここに公開!

2015.07.31(金)
文・撮影=たかせ藍沙