初めて演じるハイテンションなお調子者役
――新体操部の設定ということで、チームワークは重要だと思いますが、実際のキャストとのコミュニケーションはいかがでしょうか?
芝居もチームワークでやるものなので、独りよがりで「ああしたい」「こうしたい」と思っていたら成立しないですが、それ以上に新体操を合わせるのが大変ですね。たとえば、1、2、3と数える場合、「これが正しい」と思っていても、その基準は人それぞれで若干のズレが生じてしまう。こればっかりは回数をこなすことによって、全員が同じ基準に近づけていくしかないと思いますね。実際の年齢はみんなバラバラですが、仲がいいこともあって、結束力がありますから。
――そして、この作品では新たな松下優也を見ることができるのでしょうか?
新体操の演技はもちろんですが、これまでクールな役が多かったなか、今回演じる「宙」はチョーお調子者なんです。ここまでセリフが多いうえ、最後に「!」が付く役も初めてですね。だから、新体操も大変ですけど、常に高いテンションで芝居するのも大変です。台本読みしただけで、めっちゃ体力使いますから(笑)。基本は王道の青春ストーリーですが、それだけじゃない舞台にはしたいですね。とはいえ、みんなで演じるものですから、相手が出してきたものに応じて役を作っていきたいと思います。
2014.07.04(金)
文=くれい響
撮影=鈴木七絵
ヘア&メイク=武部千里