#330 Gili Trawangan(ギリ・トラワンガン、インドネシア)

バリ島とロンボク島の間に浮かぶ、ギリ3島。バリ島側から順に、ギリ・トラワンガン、ギリ・メノー、ギリ・アイルが並び、それぞれの島で魅力が異なります。
今回目指すギリ・トラワンガンは、ギリ3島の中で最大にして、ツーリストの数も最多。その数、年間100万人を超えるとか。

多くのツーリストのお目当ては、夜ごと繰り広げられるパーティー。ギリ・トラワンガンは“パーティーアイランド”として知られ、世界中の若者たちを引き寄せます。
聞いた話によると、バリ島に滞在しているオーストラリアの若者たちは、夜に船でギリ・トラワンガンへ渡り、朝まで盛り上がったあと、またバリ島へ戻っていくのだそうです。なんだか、楽しそう。
ギリ・アイルからボートに乗り、約15分でギリ・トラワンガンへ。
到着まではあっという間でしたが、降り立った港では入島料+港使用料(3万ルピア)を支払うための長蛇の列ができていました。

赤道の灼熱と長い行列にクラクラしながら、どうにか入島。
ギリ・トラワンガンは南北3キロ、東西2キロ。なかなかに大きな島です。
今回、選んだ宿の場所はサンセットを期待して、西海岸。10年ほど前に訪れたことがあったのも、決めた理由です。
ハーバーのある東海岸から、宿のある西海岸へ。スーツケースと一緒に歩いて行くにはキツい距離です。

しかもギリ・トラワンガンもギリ・アイル同様、条例により自動車の走行が禁止されているため、移動はもっぱら馬車(チドモ)か、自転車。スーツケースと一緒とあっては、チドモ一択です。すでにインドネシアの金銭感覚に慣れていると、15万ルピアに抵抗がありますが、仕方ありません。
東海岸から西海岸へは、チドモで20分強でしょうか?
2025.07.26(土)
文・撮影=古関千恵子