#327 Canggu
チャングー(バリ島、インドネシア)

在住外国人が手掛ける一戸建てヴィラを中心に、「ホテル・トゥグ」のような小さなブティック系リゾートが数えるほどしかなかったチャングー。
そんなチャングーに100室規模のホテルが姿を見せ始めたのが2018年頃でしょうか。その先駆けのひとつが「コモ ウマ チャングー」です。

目抜き通りのジャラン・パンタイ・バトゥ・メジャンには今でこそおしゃれなブティックやオーガニックなレストランが軒を連ねているけれど、2018年にコモ ウマ チャングーが開業した当時は周囲に店もあまりなかったようです。

ホテル内のコモ ビーチクラブやブティックを宿泊者以外のゲストが訪れ、その評判が口コミで伝わっていった、とは当時を知るスタッフ談。

ホテル内の施設はどこか入りにくいイメージがあるものだけれど、ここは少し違うようです。
滞在中、コモ ビーチクラブでのんびりしているときにも、海沿いの遊歩道からふらりと立ち寄るゲストを何度か見かけました。コモらしいセンスのいい品揃えのブティックも、宿泊していなくても訪れたい穴場です。さらに目抜き通りに面して、ヘルシーなメニューを揃えたグロー ジュースバーもあります。



宿泊していても、いなくても、人々が自然に交差し、それぞれに施設を楽しめる。そんな開かれた空気が、今のチャングーらしさなのかもしれません。
そんなコモ ウマ チャングーについて、ここでは少し詳しくご紹介します。
2025.06.14(土)
文・撮影=古関千恵子