バリ島各地の郷土料理も楽しめる

 朝食はビュッフェとオーダーを組み合わせたスタイル。日替わりの今日のスペシャルに加え、栄養価が高く、活力を高めることにフォーカスしたコモ シャンバラ キッチンの定番メニューも試したいところ。

 興味深いのは、バリ島各地の伝統的な郷土料理を再構築した「コモ カリナリー オデッセイ」。体験したのは、ギャニャール・エディション。ウブドなどを擁するバリ島の中心部に広がるエリアの料理です。

 時間をかけて調理した鴨やタコ、鶏などの料理は、多彩なスパイスが染み渡り、奥深い味わい。白米も蒸したものではなく、クレイポットでゆっくりと火を入れたもの。7品が並び、シェアしながらいただきます。これだけ手をかけたコースがRp485000(税別約4,300円/2025年6月現在)!

ウェルネスなひとときも忘れずに

 コモ ホテルズ アンド リゾーツといえば、ウェルネス! 日替わりでヨガやピラティスなどのメニューが無料で体験できます。ヨガといっても、ハタ、アシュタンガ、ヴィンヤサなどのタイプがあり、本格的です。

 コモ シャンバラ スパのシグネチャー、「コモ シャンバラ マッサージ」は7種類のオイルから好みの香りを選び、心とカラダのバランスを整えてもらえます。

 セラピストのウィディアさんは、まずカラダのゆがみを直すところから着手し、コリコリの肩や首を集中的にほぐしてくれました。施術後は鉄板のようだった肩が柔らかくなり、首の可動域が広くなったことにオドロキです。ホテルでのマッサージが75分/Rp100万(約8,860円)。バリ島は現在、円高傾向です!?

 居住性が高いエレガントな客室やスイートに、海辺のサーフ小屋のようなくつろいだ雰囲気のビーチクラブ、カラダと心を整えるウェルネス。そんなサステナブルなリゾートの姿は、今のチャングーの空気感によくなじんでいます。

チャングー

●アクセス バリ島のングラ・ライ国際空港から車で90分。
●おすすめステイ先 コモ ウマ チャングー
https://www.comohotels.com/jp/bali/como-uma-canggu

古関千恵子(こせき ちえこ)

リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること30年あまり。
●Instagram @chieko_koseki

Column

古関千恵子の世界極楽ビーチ百景

一口でビーチと言っても、タイプはさまざま。この広い世界に同じ風景は一つとして存在しないし、何と言っても地球の7割は海。つまり、その数は無尽蔵ってこと? 今まで津々浦々の海岸を訪れてきたビーチライター・古関千恵子さんが、至福のビーチを厳選してご紹介します!

2025.06.14(土)
文・撮影=古関千恵子