#326 Canggu
チャングー(バリ島、インドネシア)

5年ぶりぐらいにバリ島へ上陸。トレンドの移り変わりが激しいこの島では、まるで浦島太郎のような気分になります。
今、バリ島南部のビーチエリアでは、チャングーが来ています。
3月にコモ ホテルズ アンド リゾーツの方々が来日した際、「コモ ウマ チャングー」のマーケティング ディレクターと話をする機会がありました。
「チャングーはすごく変わりましたよ。欧米系のセンスのいいショップもたくさんできましたし、観光客も押し寄せています」


コロナ禍前に見たチャングーは在住外国人が手掛けた、センスのいい小さなヴィラが点在。海辺におしゃれなカフェがあり、海を見ながらパソコンに向かっている欧米系の住民を見て、そんな海辺の暮らしに憧れたものです。
今回、週末のチャングーに行って、その変貌ぶりにびっくり。
チャングーの中でも人気が高いエコービーチ界隈のストリートにはショップがずらり。おしゃれなレストランやカフェ、洗練のブティックにコンビニ、マッサージ店にネイルサロン……。


ストリートの雰囲気はバリ島の人気ビーチ、ダブル・シックスとスミニャックを掛け合わせた感じでしょうか。ちょっとゴチャゴチャ感がありつつも、シャビーシックなインテリアなどに洗練を感じます。
オーガニックなカフェやリサイクル素材のサンダル(インドソール)など、ラインナップも今どきの潮流です。バラまき土産を探すなら、ラブ・アンカーが便利でしょう。

そして日曜日にはエコービーチのレストラン&ビーチクラブ「ラ・ブリザ・バリ(以下、ラ・ブリザ)」のサンデーマーケットを目当てに、観光客もわんさわんさ。タクシーやバイク、配車アプリ「Grab」で手配された車などでごった返しています。日曜日は渋滞緩和のために、Grab車両のエコービーチ界隈でのピックアップは禁止されているとか。
サンデーマーケットへ続く木々の間の小道を抜けると、小さな出店が並んでいます。ガジュマルなどの大樹の木漏れ日が揺れる中、アクセサリーや洋服、財布などの手作り雑貨、ポップなアート作品などが連なっています。ドーナッツやスーパーフードの出店もあり、今どきの洗練された雰囲気。



サンデーマーケットの突き当りにはジャングルのような、こんもりとした木々に囲まれたラ・ブリザのレストランとビーチクラブが展開しています。
2025.05.31(土)
文・撮影=古関千恵子