【DAY.2】
佐渡の玄関口を担うカフェでほっこりと「maSanicoffee」
朝食をすませたら、路線バスか宿の送迎バスで両津方面へ。佐渡汽船両津港ターミナル1階にある明るく開放的なカフェでひと休み。
木をふんだんに使いナチュラルで温かみを感じるカフェ「maSanicoffee(マサニコーヒー)」は、「兵庫工務店」が建築を手がけ、運営も行っています。「佐渡で働き口が少ないなか、ひとりでも多く働ける場所を提供できるようにと考えています。島内、島外のお客様とのつながり、そして、この店を通して人と人がつながりあってほしいという思いではじめました」とオーナーの中村さん。オーナーの先代の名前から「正」の字をいただいて「まさに」とコーヒーを組み合わせて店名にしたそう。「S」の字が大文字なのは、旅のスタート、佐渡の「S」に熱い思いを込めてのもの。
カフェでは、佐渡の旬の食材を使ったフードやバラエティ豊かなドリンクを提供しています。看板メニューの「佐渡小判バーガー」は、小判型のバンズに、ジューシーなハンバーグと佐渡のフレッシュな野菜を挟み、「塚本こうじ屋」の味噌を使ったソースで仕上げたひと品。ピンクグレープフルーツのジュレでトキ色を再現したという「トキソーダ」とも相性抜群です。
また、自慢のブレンドコーヒーは新潟市の「鈴木コーヒー」と作ったオリジナルのもの。ほかにも佐渡の番茶を使った「ばんちゃラテ」や島の南西に位置する西三川産の「リンゴジュース」、季節限定のメニューも。
店内では飲食以外にも、地元の作家さんの作品やトキが描かれた雑貨、オリジナルグッズ、佐渡の物産、佐渡本、島内のパン屋さんのパンや焼き菓子屋さんのクッキーなども販売し、地域を応援しています。
港で働く人たちが仕事をはじめる前に立ち寄れるようにと朝早くからオープン。最初はコーヒースタンドだったのが、進化を重ね、今では観光客と島民の憩いの場、島のセレクトショップや情報案内所としての機能も。店内にはWi-Fiが設置され、なおかつ充電器の貸し出しもあり、まさに至れり尽くせり。人と人をつなぐ「maSanicoffee」で、ほっとひと息ついたら、ゴーウェストです!
maSanicoffee
所在地 新潟県佐渡市両津 佐渡汽船ターミナル1F
電話番号 070-4222-6448
営業時間 6:30~19:15(L.O.は20分前)
https://www.masani.coffee
2024.06.23(日)
文=大嶋律子(giraffe)
写真=釜谷洋史