●カフェインの摂取量が抑えられる
でも、私がより重視しているのが、ゆで汁。
ゆで汁にお湯を注いで「あずき茶」にすることで、水に溶け出したサポニンなどの栄養素を余すことなく取り入れます。
ゆであずきは今回久々に作ったのですが、あずき茶のあまりの美味しさに悶絶してしまいました。
特に豆乳で割ると、苦みの後にほのかな甘さが来るので、苦みが生きるのです。
昔は、あずき茶をそこまで美味しいとは思っていなかったのですが、この度久々に味わったら、美味し過ぎて、お代わりしまくってしまいました。栄養療法で指摘された通り、私の体がポリフェノールやビタミンB群を欲していたのかもしれません(亜鉛と鉄も)。
これほどまでに美味しいと感じる飲み物は近年なかったのですが、単にコーヒーやお茶のカフェインが今の私にはトゥーマッチだったのかもしれません。特に、仕事中はお茶や紅茶、コーヒーを飲み続けがちになるので、気づかないうちにカフェインを過剰摂取してしまい、必要な栄養素の吸収を邪魔していた可能性もあります。それがビタミンやミネラルの不足に拍車をかけていたかもしれないと思うにつけても、あずきドリンクの登場機会をもっと増やそうと思いました。
なお、ゆでている途中で水替えせずに、単にずっとゆで続ける方法も今回改めて試しましたが、それだとあずき茶にした時にえぐみが強く、美味しさから遠のいてしまったので、ゆで汁を飲みたい場合には、一度ゆでこぼすか、先に紹介した「乾煎りしてからゆでる方法」を取るといいと思います。
ゆでたあずきはタッパーで冷蔵保存する以外に、冷凍保存もできます。その場合には密閉できる袋などに入れるといいですよ。
時節柄あずきが手に入りやすいので、ぜひ試してみてください。
Column
にらさわあきこの日々是実践美容道
新人美容研究家のにらさわあきこが取り組む美容道。アラフォー超えて、本格的に真剣に取り組むことになった「美容体験」や「美容習慣」の考察記。
2023.12.24(日)
文・写真=にらさわあきこ