この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、白央さん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年12月24日)

» きのうのレシピ「納豆とひき肉炒めのっけライス」


vol.163 厚揚げと豚肉のラブパク丼

 ラブパクソース、好きでねえ。レモングラスをはじめとしたハーブ数種と野菜がベースの調味料。エスニックな味わいがこれ1つでしっかり決まる。

 いろんな使い方できますが、今回は厚揚げと豚、いんげんというトリオで炒めてみましょうか。ちなみに“パク”とあるけどパクチーは入ってませんので、嫌いな方も安心してください。

■材料(1人分)

・厚揚げ:150g
・豚肩ロース肉:120g
・いんげん:8本
・ラブパク:大さじ2
・酒:大さじ1
・油:小さじ1
・ごはん:適量

■作り方

(1) 厚揚げは2センチ角程度に切り、いんげんは4等分に切る。豚肉は食べやすい大きさに切る。

(2) フライパンに油をひいて中火にかけ、豚肉を入れて炒める。

(3) 肉の赤みがなくなってきたら、厚揚げ、いんげん、酒を加えて全体を混ぜ合わせ、フタをして2分置く。

(4) ラブパクを加えて全体をよく合わせる。

 肉は薄切り肉なら下味要らないですよ、ラブパクソースだけで十分。生姜やにんにく、柑橘などが複雑に香り立つ独特の味わい、クセになります。私はアコメヤさんで買ってますが、置いている店もいろいろ。こちらを参照ください。

 昨日のしらいさんの「納豆とひき肉炒め」、ザーサイやセロリ葉を入れるのさすがのアイデアと唸りました。合いそう。そして「この連載の企画上のっけた」という一文に笑いました。

 そして今頃ですが、クリスマス・イヴですねえ。クリスマスソングといえば達郎とマライアもいいけど、私は稲垣潤一派です。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

» 連載「のっけて、食べる」レシピ一覧

次の話を読む【ご当地寿司再現レシピ】 冬の京都の味「カニの蒸し寿司」 ほかほか酢めしがあったかおいしい

← この連載をはじめから読む

Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2023.12.24(日)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔