暴飲暴食しがちなこの時期、胃が疲れていませんか? フードライターの白央篤司さんと料理研究家のしらいのりこさんが、365日毎日交代で綴ったCREA WEBの人気連載「のっけて、食べる」より、年末年始の疲れた胃をいたわる、お茶漬け&お粥レシピをまとめてご紹介します。

連載「のっけて、食べる」が一冊の本に!

フードライターの白央篤司さんと料理研究家のしらいのりこさんが、365日毎日交代で綴ったCREA WEBの人気連載「のっけて、食べる」の書籍が発売。365種のレシピの中から厳選した98レシピを収録しました。簡単でおいしくて、ちょっとの工夫で栄養もとれて、しかも洗い物も減らせる……忙しい私たちの助けになること間違いなしの一冊です。

発売日 2024年9月11日(水)
定価 1,540円(税込)
文藝春秋
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「アボカド・塩昆布のっけ茶漬け」(初出:2022年8月15日)
「あさり佃煮のっけがゆ」(初出:2022年10月21日)
「ごまブリのっけ出汁茶漬け」(初出:2022年12月19日)
「鯛の塩昆布〆のっけ茶漬け」(初出:2023年3月25日)
「穴たくのっけ茶漬け」(初出:2023年4月16日)
「お刺身のっけ粥、にらミントオイルをかけて」(初出:2023年6月11日)
「ツナと梅のっけお茶漬け」(初出:2023年7月6日)


◆アボカド・塩昆布のっけ茶漬け

レシピ:しらいのりこさん

 アボカド茶漬けのお話をすると「え、アボカドをお茶漬けに使うの?」と皆さん驚くのですが、ほんとに美味しいんです。一度食べるとクセになります。

 半信半疑で作ってみたらすっかりはまってしまい、一夏食べ続けたという方もいました。

 良質な脂質が豊富でバターの様なコクのあるアボカドと旨みの塊、塩昆布。このお茶漬けはこの2つがマストアイテム。

 アボカドと塩昆布だけでも充分美味しいけれど、今日はたまたま冷蔵庫にあったちりめんじゃこ、万能ネギものせました。

 お茶漬けはわざわざお買物に行ってまで作るものでなく、あるものでさっと作るのがいい。今回は煎茶をかけて頂きましたが、冷茶、お湯や水でもおいしいですよ。

 白央さんのコロッケのっけ味噌汁、衝撃でした。揚げ玉をお味噌汁に入れたことはあったけど、コロッケはなかった......。やや悪魔的なお味噌汁。今度やってみます。

■材料(1人分)

・アボカド:1/4個
・塩昆布、万能ネギ小口切り、ちりめんじゃこ、白ごま:適量
・ごはん:適量
・お茶(煎茶):適量

■作り方

(1) ごはんに材料をすべてのせて、お茶をかける。

 お茶をかけたらすぐに召し上がってください。時間をおくと、ごはんがどんどん膨らんで危険です。

2024.12.27(金)
文・撮影=白央篤司、しらいのりこ
イラスト=二村大輔