この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、白央さん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年10月31日)。毎日更新はこの回で終了となります。11~12月はスペシャル版でお届けします。

» きのうのレシピ「もやしどっさりのっけ辛ラーメン」

連載「のっけて、食べる」が一冊の本に!

フードライターの白央篤司さんと料理研究家のしらいのりこさんが、365日毎日交代で綴ったCREA WEBの人気転載「のっけて、食べる」の書籍が発売。365種のレシピの中から厳選した98レシピを収録しました。簡単でおいしくて、ちょっとの工夫で栄養もとれて、しかも洗い物も減らせる……忙しい私たちの助けになること間違いなしの一冊です。

発売日 2024年9月11日(水)
定価 1,540円(税込)
文藝春秋
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vol.109 ニラ玉蕎麦

ニラ玉蕎麦。
ニラ玉蕎麦。

 栃木県では茹でたニラをのっけた蕎麦が名物と聞きます。やってみたら、確かに合いますねえ。私はここに、海苔と卵黄を加えたくなりました。全体をよーく混ぜてお召しあがりください。

■材料(1人分)

・ニラ:25g程度
・海苔:1/2枚
・黄身:1個分
・蕎麦:1玉
・めんつゆ(3倍希釈):大さじ2と1/2

■作り方

(1) ニラは熱湯に放ち、5秒数えてざるにあげ、粗熱がとれたら軽くしぼる。

(2) 蕎麦を表示のとおりにゆでて、水気をよく切る。

(3) 器に蕎麦を盛り、ちぎったのり、ニラ、卵黄の順にのせて、めんつゆをかける。

 ごまをふったり、ラー油をかけたりしてもおいしい。卵の白身は汁ものに入れて使うのが面倒であれば、溶き卵にしてしまって、その中にめんつゆを加え、つけそばにして食べるのもいいです。

 昨日のしらいさん回、「もやしはひげ根に臭みがある」は至言です。面倒くさいけど、取り除いて料理すると味わいが2ランクは余裕でアップしますよー。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.10.31(木)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔