「傅」長谷川在佑さん監修のドリップ式飲むおだし

 和食のおいしさと楽しさを、若い世代や外国人など人種や年齢を問わず、誰にでもわかりやすいかたちでたくさんの人に届ける。それが、東京・神宮前の日本料理店「傳」(ミシュラン二つ星、2022年版「アジアのベストレストラン50」第1位)を率いる長谷川在佑さんのライフワークです。

 その長谷川さんがレシピを監修したことで話題を呼んでいるのが、味の素から発売された「Dashi-Cha」。厳選されただし素材を新たな発想と革新技術で仕上げ、手軽に楽しめるようアレンジした“ドリップ式飲むおだし”です。

 味は、かつおだし本来の魅力を最大限味わうことのできる<かつお>、トマトとかつお、それぞれのうま味成分の相乗効果によるおいしさと、トマトの爽やかな酸味を同時に味わえる<とまと>、ごぼうの複雑な風味と大地を感じる味わいを、かつおのうま味と合わせた、どこか懐かしい味の<ごぼう>の3種類。

 味のベースとなるかつお節は、老舗のかつお節店とともに一から開発したということからも、その本気度がうかがえます。2年以上にわたる開発期間の中で、かつお節の香りやごぼうの持つ土の香りの表現、トマトの酸味と甘味のベストバランスの実現、0.1グラム単位の塩分の調整などについて、味の素の開発チームと長谷川さんが何度も議論し、100回以上の試作を重ねて「Dashi-Cha」は誕生しました。

 「日本人は疲れたときに熱いおだしを飲むとホッとするでしょう。でも材料を揃えてだしを取るのって、忙しい現代の生活ではハードルが高いですよね。手間をかけずにだしのある生活を楽しんでほしいです。それから、口にできるものが限られている産前産後の女性にも喜んでいただけたら嬉しいですね」と、長谷川さん。

淹れる過程も楽しい「だし」で心が整うひとときを

 ドリッパーの封を切った瞬間、ふわりと広がるだしの香り。カップにセットし、熱湯を注いたときにコポコポとなる音やだしのふくらみ。カップに満ちただしの琥珀色。口に含んだときのやさしい旨みと、なんとも言えない安心感。

 ゆっくりとくつろぎたい時やホッとひと息つきたいとき、場所も時間も選ばず楽しめる「Dashi-Cha」は、味の素のD2CサイトAJI MALLで購入可能。海外旅行のお供に、お土産にもおすすめです。

2023.07.04(火)
文=伊藤由起
コーディネート=江藤詩文