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◆里芋と白木耳のおやき

 乾燥した空気は肺や胃などの臓腑の粘膜を傷つけます。里芋の粘りや白木耳の潤い効果は、傷ついた粘膜を補修してくれるはたらきがあります。免疫力アップにもつながるので、風邪予防のためにも、乾燥シーズンはぜひ積極的に食べましょう。

●材料(4人前)

・乾燥白木耳:2株ほど
・里芋:6個
・鶏モモひき肉:100g
・素焼きクルミ:10g
・塩:少々
・醤油:小さじ2
・みりん:小さじ2
・片栗粉:大さじ2〜3
・ごま油:適量

●作り方

(1) 里芋は皮を剥き、一口大に切ります。白木耳は水で戻したら粗くみじん切りにします。

(2) フライパンにごま油を敷き、鶏ひき肉を炒めます。赤みがなくなってきたら、(1)の白木耳、醤油、みりんを入れて炒めます。水分がなくなるまで煮詰めて、火を止めます。

(3) 里芋は15分ほど蒸して、串が刺さる程度になったら火から下ろします。
※里芋は茹でたり、レンジを使ったりして柔らかくしても大丈夫です。

(4) ボウルに里芋を入れてフォークやマッシャーで潰します。(2)の具材、すり鉢で擦ったクルミ、塩を入れて全体をよく混ぜます。

(5) 混ぜたタネを10個ほどに小分けにしたら、片栗粉を広げたバットにひと塊りずつ入れて粉をつけます。丸く形を整えます。
※片栗粉を周りにつけるとベタつかず成型しやすくなります。

(6) フライパンにごま油を敷いて、丸く整えたタネを並べて焼きます。

(7) 両面がキツネ色になるまで焼いたら、取り出します。

(8) 器に盛り付け、お好みで醤油を添えて完成です。

2022.11.19(土)
文・撮影=さとうあい