実際に使用していたアイテムはこちら

 このうちの幹細胞培養エキスとは、フラコラの「ヒト幹細胞培養エキス原液 LP(ヒトカン)」です。

 これについては、夏からメイクコラムを書き始めたご縁でいただいたものをスポーツクラブ後のフェイスケア時に、ほぼ毎日使っていました。

ヒト幹細胞培養エキス原液 LP| フラコラ(fracora)【公式サイト】

 なお、「幹細胞培養エキス」の入ったアイテムについては、過去にこの連載で「Dr.K+(ドクターケープラス)の『FUSICA CREAM(フシカクリーム)』」を試しました。

Dr.K+(ドクターケープラス)の「FUSICA CREAM(フシカクリーム)」の記事を見る

 また、レチノール化粧品については、敏感肌の私には刺激が強そうなので、目元・口元などの「部分使用モノ」以外では遠巻きに眺めるだけでした。が、去年キールズから発売された美容液が「敏感肌でも使える」と謳っていたので、取り寄せていたのです。それを春先から気が向いたときにのみ、週1回程度使用していました。

 思い当たるのはこの二つなので、二つのうちどちらか、あるいは両方がポツポツに効いたのかもしれません。もちろん、定かではありません。が、とりあえずこの間に私が美肌になったのは間違いないので、使用履歴をご紹介します。

私の使い方を紹介します

 まず、「ヒト幹細胞培養エキス原液 LP」に関しては、ほぼ毎日、ブースターのように、洗顔後に使っていました。洗い上がりの何もつけてない状態で、1日1回の使用です。

 量は、スポイトで指示のあるところまでの量「+α」程度。まず、1スポイト分を両手にしっかりなじませた後、顔全体につけ、首やデコルテまでに塗布。さらに、目元や口周り用に、もう半スポイト分を取り、指先でなじませました。これを、ひと瓶使い切るまで。

 また、キールズの「DS RTN リニューイング セラム」(通称:レチノール※美容液※レチノール[整肌成分])は、敏感肌の私は刺激を気にして、様子を見ながら始めました。基本的には、1回1プッシュ分の使用が目安ですが、1プッシュだと多いかもしれないと考えて、気持ち少なめに「半プッシュ」程度。

 これを、化粧水(ローション)をつけた顔にのせるのですが、こちらも両手にしっかりとなじませてから、「頬の正面、頬の側面、額」の順に手を置いて、包み込むように丁寧に塗布。目尻や、眉間、口周りなどは、指先でフォローしました。

 なお、レチノールは紫外線に弱いと言われているので、使用したのは夜のみ。しかも最初に使うのではなくて、必ずローション後に使い、その後もローションと乳液やクリームでしっかりと保湿しました。

 注意点としては、「目元にも塗れる」と書いてあるものの、上まぶたと唇は使用NG。また、“敏感肌の人は様子を見ながら使ったほうがいい”というのも意識するといいと思います。   

 ちなみに、レチノールは「A反応(ビタミンAによる反応)」といって、肌に赤みが出たり皮むけを起こすことがあるので、初めて使う場合は、カウンセリングを受けてから少しずつ試すとか、注意書きをしっかり読んで正しく使うなどをきちんと守るといいと思います。
 
 とはいえ、これらの注意点をしっかり意識してスタートすれば、過剰に恐れる必要はないでしょう。逆に、丁寧なケアをすると、メリットが大きくてびっくりするかもしれません。

 私自身は、ポツポツが無くなってとても嬉しかっただけでなく、肌もつるんとしてきた気がして、今ではレチノール製品に対して頼る気持ちが大きくなりました。

 この商品に出会ったおかげで、レチノール入りの化粧品はいろんな肌悩みに対応する万能さがあると実感。この勢いで、人気商品をさらに試すことにしました。

 そこで、次回は私が使って良かったレチノール商品を一挙にご紹介します。なお、幹細胞培養液入り化粧品に関しても、折を見て各種試してみるので、お待ちくださいませ。

にらさわあきこ

文筆家、美容研究家。NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容について取材・執筆を続ける中、2019年から美容活動を強化。簡単&ラクに綺麗になるための情報をブログやインスタ、雑誌ウェブなどで発信中。著書に『未婚当然時代』(ポプラ新書)。『婚活難民』(光文社)『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など。
インスタ:@akiko_nirasawa_beauty、ブログ:『美活☆365日 簡単&ラク~に綺麗になろう!』

Column

にらさわあきこの日々是実践美容道

 新人美容研究家のにらさわあきこが取り組む美容道。アラフォー超えて、本格的に真剣に取り組むことになった「美容体験」や「美容習慣」の考察記。

2022.10.30(日)
文・写真=にらさわあきこ
撮影=釜谷洋史