こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。
長引くマスク生活の余波でマスクの当たる部分に白いポツポツができてしまったのですが、いつしか消えていました。
思い当たるといえば幹細胞入り美容液やレチノール入り化粧品。アイテムとポツポツの消滅の因果関係は不明ですが、この体験で興味を抱いたのがレチノール。
というのも、私は敏感肌なので「刺激が強そう」というイメージから、レチノール入りコスメは今までほとんど使わずにきたのです。
が、商品を選んで、意識して使えば問題ないだけでなく、メリットが大きいと実感。そこで人気商品をいくつか取り寄せて試したところ、ひと月で自分でも驚くほどの美肌になっていたのです。
ご紹介していきましょう。
レチノールはビタミンAの一種
そもそもレチノールとは何かというと、ビタミンAの一種です。
ビタミンAの働きには、ターンオーバーを促進させたり、真皮に直接働きかけてコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促したり、肌をふっくらさせるなどの効果があるとされています。また、一方で刺激が強いともされており、使用するには注意が必要です。
ビタミンAにはいくつかの種類があるのですが、刺激の強さや安定性などのバランスの良さから市販品としてよく使われているのが、レチノール。
……と、ざっくり言うとこんな感じなのですが、CMの影響でしょうか、レチノールって、「シミしわにアタックする」印象が強くないですか?
実は私がそのクチでしたが、試してわかったのが、「それだけでくくるのはもったいない」ということ。
使った体感から言うと、レチノールは「お肌を活性化してくれる」=「大元を底上げしてくれる」=「シミしわだけでなく、毛穴の悩みやポツポツができてしまった場合にも、力を発揮してくれる」という印象を受けました。
もちろん、効果は人それぞれでしょうし、商品にもよるでしょうし、目的や相性もあると思います。ただ、今はいろんな商品が出ているので試してみる価値はあると思いました。
今回試したのは、5つ。
私は相性が良かったのか、ご紹介する5つはどれも好ましく、紹介順にも悩むところ。そこで、今回は単純に「お値段の安い順」にご紹介していきます。
リーズナブルな「サナ なめらか本舗」
まずは、ドラッグストアなどでも買えるいわゆるプチプラコスメから、「サナ なめらか本舗 リンクル化粧水 N」。
この商品は「豆乳コスメ」という印象が強いのと、発売時に試してみた時に「しっとりした」テクスチャーだったので、「化粧水はさっぱり系派」の私は使わないできました。
が、改めて見てみたら、リンクルラインの商品にはすべてレチノールが入っていたのです。
しかもメーカーに伺ったところ、「レチノール入り+レチノール入り+レチノール入り……」になりますが、ライン使いも可能とか。
とはいえ、私は敏感肌なので、まずは化粧水だけを使ってみようと手に取ってから気づいたのですが、パッケージが同じなために間違えて乳液を先に使用。500円玉くらいの割とたっぷりめな量を朝の洗顔後、顔全体に使いました。
化粧水は、乳液塗布から少し時間を空けて、夜に使用。
すると、入浴時の洗顔タイムで角質が取れてきて、翌朝にはしっとりとした透明感のある肌になっていました。なお、この商品はことさらに角質ケアを謳ってないですが、たまたまなのか、私の場合は角質ケアが叶ったので、ご報告しました。必ず角質ケアがされるわけではないので、念のため。
また、一般的にレチノール商品は、レチノールの刺激を考慮して少しずつ使うのが王道。ですが、こちらは豆乳成分メインのアイテムと思われるだけに、レチノールの含有量はそれほどでもないと推測。それゆえに、逆にライン使いをしてもOKという点も、わかりやすくて初心者にはオススメだと感じました。
2022.11.06(日)
文・写真=にらさわあきこ
撮影=鈴木七絵