マスク摩擦でできたポツポツの撃退法

 こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。

 マスク生活が長引いて、お肌が荒れていませんか?

 私は、マスクをし始めた頃はお肌がヒリヒリとして痛い程度だったのですが、去年からマスクのワイヤーが当たる部分に白いポツポツができ始めました。……しかも、たくさん!

 中でも鼻横にできた一つは日増しに大きくなっていき、邪魔だし、老けて見えるしで、大きなストレスとなりました。が、夏を越す頃にふと鏡を見たら、消えてなくなっていたのです!

 もしかしたら、この間に行ったケアが良かったのかもしれません。

 そこで、行ったケアをご紹介します。


白いポツポツの正体は?

 まず、私を悩ませた白いポツポツですが、できた場所はマスク上部のワイヤーが当たるラインです。ここに去年の夏くらいから、一つ、二つと増えていき、秋くらいには5、6個の白いポツポツができていました。

 気になったので通っている皮膚科の先生に相談したところ、「加齢によるものですね」とひとこと。

 「病的なものではないので、ほうっておくのが一番」と言われました。しかし、見た目的に嫌だったので「取りたい」と言うと、「取る場合、皮膚を切って中をくりぬくから、大変だよ。それに傷もできるしね」と先生。先生は、形成外科医でもあるのです。

 痛いのも傷ができるのも嫌だけど、ずっとあるのも嫌だと思い、帰宅後、ネットでさらに調べると、白いポツポツは稗粒腫(ひりゅうしゅ、はいりゅうしゅ)というもので、毛穴の奥や未発達な皮脂腺に古い角質や皮脂が溜まってできるものだと推測されました。

 取りたい場合はレーザーで焼いたり、針で中身を吸い出したりする他、先生がおっしゃったように皮膚を切って中を取りだす方法がある模様。ただし、中を取りださない方法では再発の可能性もあるということで、完全な除去を目指すなら、切る方法が効果的だとする意見もありました。

 「なぜできるか」については、原因は不明ながらも、加齢の他、「摩擦などによる」説もありました。先生に加齢と言われたものの、加齢自体の内訳にそれこそ摩擦回数のアップもあるに違いないと思うにつけても、原因を作った「マスク、憎し」と思いました。

 思えば、私はワイヤー入りのブラやベルト跡にも、シミのような黒い点々ができた人間です。マスクのワイヤーで何も起きないという考えのほうが甘かった! これまで自分が気軽にマスクを選んでいたことを反省し、今後はもっとソフトなアタリのものを選ぼうと決めました。

知らぬ間に消滅

 さて、鼻横にできた一つなのですが、その後夏バテなどもあり、対策を先延ばしにしていたところ、なんと消え去っていました(ラッキー)。

 実際、調べた情報に、「自然に消えることもある」との文言を発見してはいました。けれど、消えるかどうかは不確かでしょうし、消える可能性が高いのは新陳代謝の盛んな若者だけだろうと思って諦めていました。

 が、本当に消えていたのです!

 こうなると、消えるまでに行った「なんらかのケア」が効いたのかもしれません。

 それは、一体なんなのかーー。

 顔のポツポツを最後に確認してから消えるまでの間に新しく取り入れたケアアイテムを洗いだしたところ、幹細胞培養エキスとレチノール美容液が浮上しました。

2022.10.30(日)
文・写真=にらさわあきこ
撮影=釜谷洋史