「キールズ」からは集中ケア商品も
続いては、キールズ。キールズからは、私にレチノール開眼をさせてくれた「レチノール美容液」と「ナイトコンセントレート」をご紹介します。
レチノール美容液については前回記事で書いたので割愛するとして、今回ご紹介するのは集中ケア用の「ナイトコンセントレート」。
こちらは「レチノール美容液」のいわばハイブリッド版で、レチノールの効果をより実感できる美容液。パウダー化したレチノールを、使う直前に美容液と混ぜてから使うなどフレッシュ感も高く、私も試したい! ……のですが、敏感肌なので控えています。
そう、私のように敏感肌の人や、初めてレチノールを使う人は、まずはレチノール美容液から試したほうがいいと思います。では、試していないのにどうしてご紹介したかというと、レチノール美容液が良かったのと、これからイベントシーズンを前に集中ケアしたい人に、情報としてご案内したかったから。
使用方法などは、購入時にビューティーアドバイザーの方に相談するか、HPなどでしっかりと注意書きを見るといいいでしょう。
シワに頼もしい「SHISEIDO」
最後は、SHISEIDOの「バイタルパーフェクション リンクルリフト ディープレチノホワイト5」(医薬部外品)。
まあ、間違いないですよ。なんせ商品のコピーに、「これが、SHISEIDOシワ研究32年の本気が凝縮」とあるくらいですから。
先にご紹介したエリクシールと同じく、「しわを改善する」と厚労省に認められた資生堂独自開発の純粋レチノールが入っている、こちらも医薬部外品です。
エリクシールとの違いとしては、こちらには合計5つの有効成分、「純粋レチノール」「2種の美白有効成分」「2種の抗肌荒れ有効成分」が配合されており、しわを改善するとともにシミ・そばかす、ニキビを予防するとのこと。つまり、より多機能です。
私はいろいろ使った後に、このアイテムにたどり着いたので(使用した順があるのですよ)、こちらを使用する頃には、お肌が既にかなりトーンアップされていて、つや玉肌に近づいていました。
よって、お値段のこともあるので、目元や眉間のしわを中心に部分使いしたいところだったのですが、「シミ予防や肌荒れ対策にも使える」というので、ぜいたくにも最初はほぼ全顔に使用しました。先に書いた通り、トーンアップした余波でシミが目立っていたからです(喜)。
具体的には、目尻のしわ、眉間、ほうれい線あたりのほか、頬のシミゾーン、さらに全体的にしわのある額、首からデコルテにも使用。部分と言っても、広範囲なのです。
使う量は「顔の塗布部分にいきわたる合計量」で、必ず真珠大程度にしました。首・デコルテにも使う時は、別にもう一個分ですが、調子に乗るとお肌が荒れてしまいそうだったので、量は慎重にしました。
また使い方も、必ず化粧水・美容液・乳液の後に薄くのばして使い、塗った後も、化粧水とクリームでしっかりのばしてケア。そのおかげなのか、しばらくすると、弾力のあるお肌が出現! 頬に手を置くと、はじき返す力が強まって感じられました。細胞が「ちょっと若返った」のかもしれません。もちろん、個人的な感想です!
慎重さは忘れずに!
……以上、レチノール商品を5つ試して、ご紹介しました。
総括すると、レチノール商品を使う場合は、量も頻度も少なめからスタートし、保湿をとにかく頑張ること。更に、いったん全体に使った後は、人によっては部分使用に切り替えるなどすると、メリットが大きいのではないかと感じられました。
私自身は、使用ひと月ほどで、赤みとクスミが取れて肌がトーンアップしたのと、しっとりとした弾力肌に近づいた気がしました。また、意外と気にしていなかった口周りや目周りのザラザラというか、細かい凹凸が無くなり、「無いと滑らかなお肌になるんだ」と、あったことに気づかなかった割には、無くなった良さに気づかされました。
レチノール商品は素晴らしいけれど、使い方を間違えて、肌荒れしてはもったいない!
刺激が強いことを忘れずに、購入時にはアドバイザーの方に使い方を相談することをオススメしたいと思います。
Column
にらさわあきこの日々是実践美容道
新人美容研究家のにらさわあきこが取り組む美容道。アラフォー超えて、本格的に真剣に取り組むことになった「美容体験」や「美容習慣」の考察記。
2022.11.06(日)
文・写真=にらさわあきこ
撮影=鈴木七絵