メルボルンといえば、昔ながらの市場も必見
建築が美しいショッピングアーケードのほかにも、気になる小さなお店が街角にたたずんでいるメルボルン。
お気に入りの一軒に出会ったときの感激がいっぱいのこの街で、もうひとつ絶対訪れたいのが「クイーン・ビクトリア・マーケット」。
1878年の開場以来、150年近くにわたってメルボルンの人々の暮らしを支えてきた名物市場で、早起きして出かける価値ありです。
驚くのは、なんといってもその規模。南半球最大で面積はなんと約7ヘクタール。では、エリザベス・ストリート側の入り口から、市場散策をスタート!
歴史を感じさせる建築のフードホールには、老舗のグロッサリーやパン屋さん、お肉屋さんなどが。オーストラリア産ピュアハニーやタスマニア産ソルトが旅行者にはお土産として人気だそう。
フードホールを抜けると露店エリアが広がります。まずは、野菜や果物を商うお店がずらり。
マーケット内では、朝ごはんを食べることもできます。
ドーナツとコーヒーをピックアップして、場内のにぎわいを眺めながら「いただきます!」。
こちらのマーケットの特色は、新鮮な食料品だけでなく、さまざまな日用品のお店からお土産物屋さんまで、体育館のような巨大テントの下にひしめいているところ。
Tシャツ、キーホルダー、マグネットなど定番観光地グッズのほか、“Made in Australia” の逸品も見つかります。
なかには、おじいちゃんの刺繍・レース屋さんも。
ちなみにマーケットが開くのは朝6時ですが、お土産物屋さんなどが開店するのは太陽がだいぶ昇ってから。まずは食品エリアから散策を始めるのがおすすめで、じっくり見て歩くうちに、あっという間に時間が過ぎていきます。
ところでマーケットといえば、スーパーも見逃せません。
「ウールワース」「コールス」が規模も大きく、品揃えが豊富でお土産探しに便利。また、お店の規模はやや小さくなりますが、「メトロ」「IGA」もよく見かけます。
オーストラリアのスーパーで楽しいのが、個性的なパッケージの商品たち。あまりにかわいいので、衝動買いしてしまうはず!
2022.06.23(木)
文=矢野詔次郎
写真=鈴木七絵
協力=オーストラリア政府観光局