奄美大島の海で見られる“ミステリーサークル”とは?

 2日目もサンライズヨガから始まり、屋外のガゼボでスパを受け、サンセットヨガ。美しい海を舞台にSUPやダイビング、あるいは黒糖や塩づくりなどのクラスもあります。そして、1日のシメは“待ってました!”の「快眠ヘッドマッサージ」。まさに、ごほうび旅です。

 地域による食習慣の違いを知るのも、旅の楽しみ。奄美大島といえば、鶏飯。もちろん、いただきました!

 そしてリゾートから車で約30分走り、奄美大島で2番目に大きな町の古仁屋へ。夕方だったせいか、ほとんど人通りのない町ながら、スーパーマーケットへ行ってみると、気になる食材がいろいろあります。スズメダイっぽい形をした魚が並んでいるのには、ダイバー的にはびっくりでした。

 そして奄美大島では、北部でのダイビングもぜひ。なんと、世にも不思議なミステリーサークルが水中に描かれるのです。

 これは4~7月あたりに、体長10センチほどのアマミホシゾラフグのオスがつくる産卵巣。直径約2メートルほどの同心円に、放射線状の模様が走っていて、さながらサンドアートのよう。

 この不思議な現象は、産卵を迎える満月の手前に向けて、オスたちは完成させるので、そのあたりを目指せば、かなりアーティスティックな作品が見られそうです。

 奄美大島、2泊3日では足りないくらいです。

奄美大島

●アクセス 東京から奄美空港へ約2.5時間など。ヤドリ浜へは空港から車で約2時間
●おすすめステイ先 THE SCENE
https://hotelthescene.com/


【取材協力】
ダイブサービス・ブルーゲイト

https://ds-bluegate.jp/index.html

古関千恵子 (こせき ちえこ)

リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。
●オフィシャルサイト https://www.chieko-koseki.com/

Column

古関千恵子の世界極楽ビーチ百景

一口でビーチと言っても、タイプはさまざま。この広い世界に同じ風景は一つとして存在しないし、何と言っても地球の7割は海。つまり、その数は無尽蔵ってこと? 今まで津々浦々の海岸を訪れてきたビーチライター・古関千恵子さんが、至福のビーチを厳選してご紹介します!

2020.04.11(土)
文・撮影=古関千恵子