「鈴木先生」共演者と恋仲を演じた『悪の教典』
――そして、秋には『悪の教典』が公開されました。今度はアーチェリー部のキャプテン・高木ということで……。
カッコいいですよねぇ。あんなにカッコよかったら、うれしいんですけど……。高木は原作よりも出番が多くて、うれしかったんですが、またそこでも恋バナが出てきたんですよね。でも、相手役が「鈴木先生」で、堀の内役だった松岡(茉優)さんだったんです。スゴく喋りやすい仲なので、「別れのシーンでは、お客さんを絶対泣かせようね」と言ったりして演じていました。だから、せつないシーンになったと思います。実は『悪の教典』は、死に関する作品なので、『告白』に続いて現場も殺伐としていたり、重苦しい感じになったりするのかな、と思っていたんです。でも、三池(崇史)監督がいっぱい笑わせてくれたし、あまり怒鳴り声も飛ばない現場でした。
――今回もR15+指定だったんですが、『告白』のときよりもダイレクトに反応を感じられたのでは?
そうですね。友達のなかには僕が出ていることを知らないで見に行って、後で気づいたコもいました。実は最近、地元のコンビニで、先輩から「アーチェリーの構えしてみて」と声をかけられたばかりです(笑)。
2012.12.21(金)
text:Hibiki Kurei
photographs:Nanae Suzuki
hair&make-up:fringe