オルビス30周年記念『ケの美』展

 日本文化は古来、祭りなど非日常の「ハレ」と日常の「ケ」に分けて時間を扱ってきた。美術の世界ではとかく華やかな「ハレ」を扱うことが多いのだけど、「ケ」にだって独自の美はたくさん潜んでいるはず。

 そんな考えのもと、日常に美を見出すことを得意としてきたクリエイターが「ケ」の美を作品化する展覧会。グラフィックデザイナー佐藤卓がディレクターとなり、隈研吾、小山薫堂、千宗屋らが出品する。

オルビス30周年記念『ケの美』展
会場 ポーラ ミュージアム アネックス(東京・銀座)
会期 2017年11月17日(土)~12月24日(日)
料金 無料
電話番号 03-5777-8600(ハローダイヤル)

●投稿用特設サイト
http://orbis-kenobi.com/

山内宏泰(やまうち ひろやす)
ライター。著書に『上野に行って2時間で学びなおす西洋絵画史』(星海社新書)ほか。「写真を読む夜」「文学ワイン会 本の音」などの催しも主宰。新刊に『文学とワイン』(青幻舎)。
https://twitter.com/reading_photo

Column

山内宏泰のこの1枚に会いたい!

美術、写真、文芸その他について執筆するライター、山内宏泰さんがナビゲート。いま見逃せない美術展をテーマに沿ってご紹介する、アートの“ななめ歩き”の提案です。

 

2017.12.02(土)
文=山内宏泰

CREA 2017年12月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

贈りものバイブル。

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定価780円

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