NY到着前のおめざは京都吉兆の鯛茶漬け

左:朝はまず、おめざのフルーツ盛り合わせとトマトジュースから。
右:朝もやっぱり白いテーブルクロスで。お盆に載って運ばれて来たのは、京都吉兆徳岡氏監修の鯛茶漬け。

 短めの時間ながら、フルフラットのシートと高級寝具でぐっすり眠ることができた。朝の楽しみといったら朝食!(笑) 前の日に決めてあった、京都吉兆の鯛茶漬けをいただくことに。でもその前に、フルーツを。選ぶメニューも組み合わせも自由自在だ。腸の調子を整えるために、プレーンヨーグルトもお願いした。

まずは、鯛を胡麻だれでいただいてから、ご飯の上に載せ、お出汁を注ぐ。空の上で料亭の味!

 思ったよりも量が多かったフルーツをぺろりと平らげ、鯛茶漬けを。まずは胡麻だれで鯛をいただき、次に胡麻だれにつけた鯛をご飯の上に載せてお出汁をかける。これからアメリカという直前に、なんと日本人にうれしい味だこと! 秋刀魚塩焼きもいただきたかったけれど、時間的に厳しそうだったので着替えることに。

昨夜のハーブティを朝にも。

 その間に、昨夜美味しかったハーブティを用意していただいた。着陸態勢ぎりぎりまでお茶をいただきながら外を眺めると、ニューヨークのビル群が見えてきた。今回、取材の目的は行きのフライトだけれど、せっかくニューヨークまで飛ぶのだからと、2泊だけすることにした。ニューヨーク在住の友人たちとのおしゃべりも楽しみだ。

 行きのフライトにマイルをつぎ込んだので、帰りのフライトはエコノミークラス。「なら、往復ビジネスクラスにすれば楽なのに」という友人のアドバイスは私の耳には入らない。だって、ファーストクラスに乗りたいのだもの(笑)。

持ち帰りOKのリラックスウェアのほかに、カーディガンの貸し出しがあるのも、寒さに弱い女性にはうれしい。
アメニティはサムソナイトのケースに、資生堂「ザ・ギンザ コスメティクス」のクリーミークレンジングフォーム、エナジャイジングローション、モイスチャーライジングエマルジョンとコットン。そして、アイマスク、イヤウイスパー、歯ブラシ。

 ニューヨークから東京に直行で帰るフライトと、ミュンヘン経由のフライトが同じマイル数だったので、ミュンヘンの友人とビールランチをしてから帰国した。ニューヨークからトンボ返りのつもりが、東回りで世界一周してしまった。そんな旅ができるのも、貯まったマイルを使ったからこそ。帰国便のレポートは、別途、本ウェブ内の「トラベルライターの旅のデジカメ虫干しノート」にてお楽しみいただきたい。

 「ファーストクラスで世界一周」の書籍執筆が終わったら、ファーストクラスで世界二周目に出かけたいというのが、今の私の野望だ。こんどはスターアライアンスで。ワンワールドとは違った楽しみ方ができそうな気がする。次はアナタもファーストクラスに乗って世界一周の旅に出かけてほしい。ファーストクラスの旅はけっこうカンタンなのだから。

たかせ藍沙 (たかせ あいしゃ)
トラベル&スパジャーナリスト。渡航140回超・60カ国超、海外スパ取材230軒超、ダイビング歴800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。著書は『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、薔薇でキレイになるためのMOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)など。楽園写真家・三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』(PHP研究所)が4刷、台湾版も好評につき、中国版出版! 第2弾『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』好評につき、こちらも中国版出版制作中! 『ファーストクラスで世界一周(仮題)』2017年春刊行予定。
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ブログ http://ameblo.jp/aisha
「たかせ藍沙のファーストクラスで世界一周」Facebook
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Column

たかせ藍沙のファーストクラスで世界一周

ファーストクラスで世界一周だなんて手の届かぬ高嶺の花かと思いきや、実はちょっとの工夫でリーズナブルに実現することができるんです。アマゾン川、マチュピチュ、ウユニ塩湖、ナミブ砂漠、南アフリカ、オーストラリア、香港、インドネシア……。トラベルライターのたかせ藍沙さんが体験したとっておきの旅を、ここに公開!

2016.11.16(水)
文・撮影=たかせ藍沙