タイパは美味しいB級グルメの宝庫

タイパの官也街(タイパ・ヴィレッジ)を歩いている時、ふと視線が気になって……。

 今回は、“離島”といっても、橋でつながっているタイパとコロアン、その合間のコタイ地区を中心にご紹介しましょう。どこか懐かしいアジアの香りと、南欧的な色使いの洗練が共存する街は、美味しい食事に活気あふれる地元の暮らし、ワクワクに満ちています。しかも、隠れ家感たっぷりのビーチも、あったりします。

新鮮な食材と活気に溢れるタイパの市場。

 まずはマカオ半島寄りのタイパ、地元の人で賑わう市場へ。場内には原形をとどめた蒸し鶏やぶつ切りにした魚、みずみずしい野菜、特有の匂いを発する乾物など、食材の宝庫。勢い溢れる漢字の看板も、食欲を刺激する!?

 レストランやみやげ物店がひしめく官也街(タイパ・ヴィレッジ)を歩けば、あっちに立ち寄り、こっちで買い食いと、なかなか前に進めないほど。『ミシュランガイド香港・マカオ 2016』にも登場した濃厚なドリアンアイスクリームが美味な莫義記(モックイーケイ)や、アーモンドクッキーの老舗の晃記餅家(フォンケイ)で、B級グルメを味わうお楽しみも。

官也街の人気店、ドリアンアイスクリームの莫義記(モックイーケイ)。実は、ミシュランの味。

2016.10.08(土)
文・撮影=古関千恵子