一番人気の「丸ごと焼きりんご」

 リンゴのメニューをご紹介しましょう。

「丸ごと焼きりんご」800円

 「丸ごと焼きりんご」は、一番人気。焼きリンゴにアイスクリームをたっぷりとトッピングしたボリュームのある一品。

 「作り方はとっても簡単なんですよ。リンゴの芯を抜いた後に、レーズンとシナモンパウダー、ハチミツ、バターを詰めてオーブンで焼きます。リンゴの種類や大きさによって時間は変わりますが、20分位」と松本さん。そうして焼いたリンゴを一晩冷凍庫に入れるのがポイントなのだそう。注文があってからもう一度焼いて出すと、柔らかいけれどシャキシャキした食感が楽しめる焼きリンゴになると言います。

左:まずはリンゴの芯を抜きます。
右:シナモンを振りいれます。

 さらに、ハチミツの量を控え、赤いリンゴにはシナモン、青リンゴにはナツメグとスパイスを変えたり、アイスクリームも濃厚なタイプではなく、さらっとした味わいのものにしたりするなど、リンゴのおいしさを引き立てる工夫が色々。

 さっくりしたリンゴの食感、程よいスパイスとバターの香り、優しいリンゴとハチミツの甘み。熱々のリンゴでアイスがとろけるリッチな味わい。一度食べたら、ヤミツキになるおいしさです。

 カフェでぜひ味わいたいのが「りんごスタックパンケーキ」。リンゴの形を生かしたパンケーキが運ばれてくると、歓声が上がります。

「りんごスタックパンケーキ」1,200円。自家製リンゴ酵素シロップをかけていただきます。

 「リンゴを輪切りして、花形のくりぬきを入れ、中にシナモンを入れたパンケーキ生地を流して焼き、重ねてお出ししています」と松本さん。リンゴとモチモチしたパンケーキとのバランスが抜群。品種別に作っている自家製リンゴ酵素シロップをかけて味わうと、さらにリンゴの風味が増します。リンゴ好きにはたまりません。

左:くりぬいたリンゴを先にフライパンにのせて……。
右:パンケーキ生地を流し込みます。

 フレッシュのリンゴに熱い紅茶を注いでミキサーにかけた「りんごティー」や、自家製リンゴ酵素シロップを入れた「りんごラテ」など、リンゴのドリンクと合わせるのが、ここらしい楽しみ方です。

自家製リンゴ酵素シロップ。

2016.10.09(日)
文・撮影=そおだよおこ