ラグーンの美しさは筆舌に尽くしがたい

実は、サンセットを楽しむ隠れた穴場のスパ・バー。リゾートのあちこちにアート作品が配されているのも特徴。

 各ヴィラ・メゾンには自転車が用意されています。島と島を結ぶ橋を渡る時、ラグーンの美しさにはペダルをこぐ足も止まってしまうほど。

 ほかにも、スパの島へと小さなドーニ(伝統的な船)で渡る時、あるいは、メインプールでくつろぐ時も、周囲の輝くラグーンに網膜まで青く染まるよう。海の色がとにかくキレイ!

インストラクターのキャスリーンさんが運転する水上バイクに同乗して、テニスコートの島へ。
ビーチに配されたタイヤやロープなどのアスレチックを利用して、キャスリーンさん率いるちょっぴり過酷なブートキャンプ。この春からスタートするアクティビティです。
左:歴史を超えて最高傑作と呼ばれるシュヴァル・ブラン1947から、命名されたファインダイニング。
右:グリーンガーデンを望む、レストラン「ル・1947」。

 世界で最も高額なワインのひとつ「シュヴァル・ブラン1947」がセラーに眠る、その名も「ル・1947」をはじめ充実のレストラン群。ゲランのエクスクルーシブなトリートメントが受けられる「シュヴァル・ブラン・スパ」。世界で25本しかないウブロの時計のうちの5本やイタリアン・インデペンデントのオリジナルのサングラスが手に入るコンセプトストアなど、地球上屈指のラグジュアリーな世界がモルディブの小さな島々に繰り広げられているのです。

奇跡のように美しい、清涼感あふれるブルーラグーン。この風景を思い返すたびに、あの日の感動を反芻できます。

 語りだしたら、キリがない、こだわりが詰まったシュヴァル・ブラン・ランデリ。

 帰宅後、スーツケースに島の形をした黄色いネームタグが付いていることを発見。ますますファンになってしまいました。

シュヴァル・ブラン・ランデリ
●アクセス マーレ国際空港から専用飛行機で約45分
●おすすめステイ先 シュヴァル・ブラン・ランデリ
URL http://randheli.chevalblanc.com/en

古関千恵子 (こせき ちえこ)
リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。世界各国のビーチを紹介する「世界のビーチガイド」で、日々ニュースを発信中。
「世界のビーチガイド」 http://www.world-beach-guide.com/

Column

古関千恵子の世界極楽ビーチ百景

一口でビーチと言っても、タイプはさまざま。この広い世界に同じ風景は一つとして存在しないし、何と言っても地球の7割は海。つまり、その数は無尽蔵ってこと? 今まで津々浦々の海岸を訪れてきたビーチライター・古関千恵子さんが、至福のビーチを厳選してご紹介します!

2016.04.16(土)
文・撮影=古関千恵子