#091 Nha Trang
ニャチャン(ベトナム)
7キロにわたる砂浜を擁するビーチタウン
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ホーチミンの北東約450キロ、ベトナム中南部のカインホア省の中心地、ニャチャン。南シナ海に面して約7キロの海岸線が続く、ベトナムを代表するビーチリゾートのひとつです。
ユネスコの後ろ盾を得ている、フランスのNGO「世界で最も美しい湾クラブ」に、日本の富山湾と同様に、加盟。フランス領インドシナ時代には、政府要人向けの保養地だった歴史をもつ、由緒正しいリゾート地です。
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ビーチと並行して走るチャンフー通り沿いは、ホテルが林立し、中にはグローバル展開している有名チェーンも。ニャチャンのホテル開発は、カムラン国際空港に玄関口が移動してからスピード感が増し、加えて近年のベトナムビーチ人気も手伝って、さらに白熱しているもようです。
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海岸沿いの高層ホテルから望むと、大きな弧を描く小麦色のビーチの沖に島々が点在し(19島あるそう)、内陸のダウンタウンは家やビルがびっしり、その背後に連山が控えています。くねくねとした稜線からか、それぞれの山には“ドラゴン”や“象”という名前が付けられています。
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そもそもリゾーターの間でニャチャンの名が広まったのは、アジアンリゾート・ブームの頃。1997年にオープンした現エヴァソン アナ マンダラ ニャチャンがきっかけでしょう。
けれど、その当時の雑誌を読み漁っても、アナ マンダラの魅力についての紹介ばかりで、ビーチについての記述はあっさりとしたもの。“素朴な港町”という言葉を見つけて、想像を膨らませたものでした。
2016.04.30(土)
文・撮影=古関千恵子