#090 Cheval Blanc Randheli
シュヴァル・ブラン・ランデリ(モルディブ)

6つの島から構成されるこだわりの空間

シュヴァル・ブランのロゴは後ろ脚で立ち上がった馬。イスラム教の土地柄ゆえ、動物を銅像にできず、モチーフに。

 ここ数年でリゾートがお目見えした、いわば“新しい環礁”のヌーヌ環礁。その中で3年前のオープン時からジェットセッターたちの話題をさらっているのが、シュヴァル・ブラン・ランデリです。

 というのも、ルイ・ヴィトンやモエ・エ・シャンドンなどが傘下に入るラグジュアリー業界最大手のLVMHグループが手掛けるリゾートだから。セレブのツボを心得ているだけに、ディテールにこだわり抜いたリゾート空間が広がっています。

テーマカラーの専用飛行機。機内のゆったりとした革張りのソファもトープ色。

 シュヴァル・ブランの各リゾートにはテーマカラーがあります。

 モルディブのランデリは、トープ色(茶色がかったグレー)と鮮烈なイエローをキーカラーに白、オイスターグレーなど。マーレ国際空港からの豪華な自家用機も、この色でまとめられています。

メイン島にあるレセプションもテーマカラーが基調に。

 モルディブでは目下100以上のリゾートを数え、そのほとんどが1島1リゾートですが、シュヴァル・ブランはなんと6島にわたって展開。

ホワイト・バーから望むメインプールとラグーン。

 メイン島に一部ヴィラと、レストラン群やメインプール、アクティビティセンター、コンセプトストアなど、パブリックな施設が集合。メイン島と橋でつながる2島にヴィラが点在しています。他にスパの島とテニスコートの島、そしてオーナーズヴィラの島からなります。

2016.04.16(土)
文・撮影=古関千恵子