ランチの前菜に「日本鹿のテリーヌ」が登場!
この日はまだジビエにはちょっと早い11月だったので期待はしていませんでしたが、お通しの野菜のマリネ、ローストポークなどをスパークリングワインでつまみながらメニューを開くと、早くも「長野県産日本鹿とフォアグラのテリーヌ」がお目見えしているじゃありませんか。しかもテリーヌは、普通のレストランなら2人前はあろうかという厚さで、付け合せのサラダもたっぷり。
白金時代からシェフがよく使うオマールエビ料理も載っているので、重なってしまうのを承知でビスクとブイヤベースも注文。ビスクはソースアメリケーヌの香りが濃厚なスープにふっくらした身がいくつも入っていましたし、ブイヤベースはなんと殻つきの半身が入っていました。もちろん、殻から出る出汁もしっかりとスープに溶け込んでいます。
肉料理はオーソドックスに「ニュージーランド産骨付き仔羊のロースト」を。分厚く切られた骨付き仔羊がじっくりロゼ色にローストされ、一緒に盛られたズッキーニやしし唐なども大振り。これで2,800円なら文句なし、お任せランチなら1,800円ですよ。
今年はもうジビエもスタンバイ。鴨、シギ、イノシシ、鹿といったメニューが載りはじめています。事前に予約すればジビエコース(8,000円)も楽しめるといいますから、ジビエ好き女子会にはぴったりです。
Brasserie Gyoran(ブラッスリー ギョラン)
所在地 東京都中央区八丁堀2-1-9
電話番号 03-5244-9523
営業時間 平日 11:30~14:00(L.O.)、18:00~22:00(L.O.)/土曜 12:00~14:30(L.O.)、17:00~21:00(L.O.)
定休日 日曜
予算 ランチ(平日) 1,000円~、ディナー 4,600円~、アラカルトあり
[2015年11月訪問]
遠藤美沙子(えんどうみさこ)
東京都生まれ。ライター。食べることをこよなく愛し、なかでも中華とフレンチは日本中の情報を探す日々。伝統的なビストロ料理にどっしりした赤を合わせるのが大好き。
Column
新店来訪! 美味しい出合いに一番乗り
ニューオープン、シェフやメニューが変わった店、面白い企画を立ち上げた店……などなど、なにかと「新しい」店を一番乗りで紹介するページ。「美味しい出合い」にご注目ください!
2016.02.01(月)
文・撮影=遠藤美沙子