城内の暮らしを再現した展示がリアル!

地下牢への入り口。暗い地下牢には、うめき声などの音響が響き、かなり恐い。
キングメーカー、リチャード・ネヴィルの出陣の様子を再現。説明板には誰が手伝ったかという名前までちゃんと出ている。
城に残った婦女子達の日常もこんなにリアル。
外では「決戦に備えよ!」とバトル・アトラクションが行われていて、結構な人出。

 城壁の上を歩き、狭い塔を登ると全体が見下ろせる。城の前の芝生や川のほとりには家族連れがピクニックをしている。

城の塔と塔をつなぐ城壁の上を歩いて回る。
一番高い塔の上からは、広々とした敷地を一望。
城はエイヴォン川を見下ろす崖の上にあって、要塞としての自然条件が揃っていた。

 当時の戦闘に向かう騎士や城内の暮らしの再現や、馬上の騎士の鎧や甲冑などに混じってヘンリー8世とその妻達なども並び、歴史の勉強ができそう。

騎士も馬も全身を鎧で固めて出陣。

 ウォリック城の主、ウォリック伯は、11世紀終わりの初代のヘンリー・ド・ボーモンに始まる、イングランドの貴族で最も古い爵位の一つ。16代のリチャード・ネヴィルは、キングメーカーというあだ名を持つほど、国王にとっての重要人物でもあった。ウォリック伯代々の肖像画も展示されていて、その格好が時代を追って変わっていくのが面白い。

ヘンリー8世を囲む6人の妻達。
子供にとっては、このナイトの剣が一番人気。

Warwick Castle(ウォリック城)
所在地 Warwick CV34 4QU
電話番号 0871-2652000
URL https://www.warwick-castle.com/jp/

2016.01.19(火)
文・撮影=小野アムスデン道子