世界を旅する女性トラベルライターが、これまでデジカメのメモリーの奥に眠らせたままだった小ネタをお蔵出しするのがこのコラム。敏腕の4人が、週替わりで登板します。
第105回は、ラグビーワールドカップの開催で盛り上がる英国の様子を、小野アムスデン道子さんがレポートします!
ラグビー生誕の地、英国までのセレブリティな空の旅
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世界に衝撃を与えたラグビーワールドカップ日本代表の対南アフリカ代表戦での勝利。ラグビーワールドカップ(RWC)2015は、決勝戦が行なわれる10月31日(現地時間/以下同)までまだまだ熱い戦いが続く。10月に入っても、グループ戦は残っており、日本代表は10月3日にサモア代表、10月11日にアメリカ代表と戦う。
RWCがラグビー発祥の地であるイングランドで開催されるのは第2回開催の1991年以来で、英国内での盛り上がりも佳境。決勝戦が行なわれるラグビーの聖地トゥイッケナム・スタジアムや、10月11日のグループリーグ最終戦「アメリカ対日本」戦の場となるグロスターのキングスホルム・スタジアムなど、ラグビー本場の熱き戦いの舞台を見て来た。
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ロンドンまでは、RWC2015のオフィシャルスポンサーであるエミレーツ航空で。
私は以前、ドバイに行くのにも利用したが、2000チャンネルに及ぶという映画やテレビ、音楽のエンターテインメントシステム「ice」で長いフライトも全く飽きないし、エコノミーでもビール、ワイン、スピリッツは無料。そして子供向けに制帽を貸して写真を撮らせてくれたり、ホスピタリティがとてもいい。そしてエコノミーでもアイマスクや靴下の入ったアメニティも提供される。
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今回は、お目当てのサービスがあってビジネスクラスで行くことに。
そのサービスとは、まず自宅から出発地の空港まで、さらに到着地の空港からホテルまでの無料送迎。事前予約や距離規定などの条件をクリアして、このセレブなサービスを満喫してみたかったのだ(日本での送迎サービスは、羽田-ドバイのファーストクラスおよびビジネスクラス利用が対象)。そして、2015年6月にグランドオープンしたばかりの成田空港内の専用ラウンジとドバイのラウンジも使ってみたかった。また、ブルガリでラインナップを揃えたというビジネスクラスのアメニティも楽しみだ。
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成田のエミレーツ航空専用ラウンジでまず驚かされるのが噴水! さすが砂漠の国のエアライン、水は豊かさの象徴なのかも。そしてシャワー室、礼拝室があり、ビジネスエリアにはプリンターも。メインダイニングのお料理の充実度は目を見張る。出発まで何時間でも過ごせそう。
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さてドバイ経由でロンドン到着。出口でエミレーツ航空スタッフが待ち構えていて、案内されたウェイティングルームでコーヒーなんぞを飲みながら、順にショーファー(運転手)の案内を待つ。
ロンドンへの送迎は黒塗り、シートも黒レザーのスタイリッシュなベンツ。目指すのは、サウスバンクと呼ばれるテムズ川の南側、リバーサイドにある「モンドリアン・ホテル・ロンドン」だ。
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地下鉄ジュビリーラインのサザーク駅にも近くて、スタジアム巡りに便利。1970年代に建ち、オフィスビルとして使われていた見た目も倉庫のようなシー・コンテイナーズ・ハウスをリノベーションして2014年夏にオープンしたモダン・ブティックホテルだ。1920年代の大型船をモチーフにした銅板張りのラウンジ、無駄のないスタイリッシュな客室にいると、ちょっとサウスバンクのオフィスで過ごしているような気分も。ここを拠点にRWCのスタジアムを回る。
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Mondrian Hotel London(モンドリアン・ホテル・ロンドン)
所在地 20 Upper Ground, London SE1 9PD
電話番号 +44-20-3747-1000
URL https://www.morganshotelgroup.com/
2015.09.29(火)
文・撮影=小野アムスデン道子