噓みたいな美肌を作る極細毛ブラシとは?
もう一品、強烈なこだわりこそ未来を切り開くことを教えてくれるのが、エクスボーテ。パウダーファンデもまた成熟しきっているが、明らかにその限界をひとり超える一品だ。史上最小の50分の1の微粒子パウダーもさることながら、こだわりの勝利と言えるのは、そのブラシ。今まで見たことのない密度は、0.1ミリの極細毛を約7万本使用。肌触りも声をあげるほど心地よく、肌へのフィットはまさに未体験。だから、これが信じられないほどキレイな仕上がりをもたらすのだ。粉っぽさゼロ、欠点の見えない素肌美の最高基準をも超えてしまう。そこまでこだわったから、容器もそれなりの厚みになったが、そんなことはどうでもよくなる仕上がり美だ。
今、頭ひとつ抜きん出るのは3つの超絶技巧、1に医療的アプローチ、2に革命的アイディア、3に強力なこだわり。これからはぜひともそこを見てほしい。ピンキリのピンが見えてくるはずだから。
齋藤薫 Kaoru Saito
女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイストに。女性誌において多数のエッセイ連載を持つほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『人を幸せにする美人のつくり方』(講談社)、『大人になるほど愛される女は、こう生きる』(講談社)、『Theコンプレックス』(中央公論新社)、『なぜ、A型がいちばん美人なのか?』(マガジンハウス)など、著書多数。
Column
齋藤 薫 “風の時代”の美容学
美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍する、美容ジャーナリスト・齋藤薫が「今月注目する“アイテム”と“ブランド”」。
2015.11.01(日)
文=齋藤 薫
撮影=釜谷洋史