憧れの佐藤健のように「仮面ライダー」になりたい!
――完成した映画を観たときの感想を教えてください。
前に台本は読んでいるので、お話は分かっていたんですが、とてもドキドキして楽しかったです。でも、それだけじゃなくて、感動する場面もあって、いろんな人に見てもらいたいと思いました。でも、大きな画面(スクリーン)に映った僕の顔は、ちょっと怖かったです。だから、同級生にも見てほしいけれど、怖い顔をした演技を見られるのが恥ずかしいです。
――将来はどのような俳優になりたいと思いますか?
今回は自分でやれなかったシーンもあったので、今度はもっとアクションをやってみたいです。そして、もうちょっと大人になったら、「仮面ライダー」をやりたいです。そして、佐藤健さんみたいに、いろんな役を演じられる俳優さんになりたいと思います。今はサッカーチームに推薦されて、トレセン(ナショナルトレーニングセンター)制度に選ばれたりしています。だから、サッカーをやりながら、俳優さんの仕事も続けていけたらいいと思います。
――私生活で今、いちばん楽しいことは何ですか?
「本能寺の変」が流行っているエグスプロージョンさんのようなお笑い芸人さんやお笑い番組を見るのが好きです。自分でやるのは向いていないと思います(笑)。
田口翔大(たぐち・しょうた)
2004年6月16日生まれ。埼玉県出身。4歳のときに事務所に所属し、雑誌モデルのほか、TVドラマ、CM、PVなどに出演。江口洋介演じる主人公の息子・高彦役を演じた『天空の蜂』が映画初出演となる。特技はサッカー。
『天空の蜂』
防衛庁に納品する最新鋭ヘリコプターが、テロリストの遠隔操作により奪われてしまう。その後、稼働中の高速増殖炉の上空でホバリングを開始するが、ヘリ機内には設計士・湯原(江口洋介)の息子・高彦(田口翔大)が乗っていることが判明。そんななか、犯人が原発停止を求める犯行声明を出す。
(C)2015「天空の蜂」製作委員会
2015年9月12日(土)全国ロードショー!
http://tenkunohachi.jp/
くれい響 (くれい ひびき)
1971年東京都出身。映画評論家。幼少時代から映画館に通い、大学在学中にクイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作を経て、「映画秘宝」(洋泉社)編集部員からフリーに。映画誌・情報誌のほか、劇場プログラムなどにも寄稿。
Column
厳選「いい男」大図鑑
映画や舞台、ドラマ、CMなどで活躍する「いい男」たちに、映画評論家のくれい響さんが直撃インタビュー。デビューのきっかけから、最新作についてのエピソードまで、ぐっと迫ります。
2015.08.21(金)
文=くれい響
撮影=中井菜央